著者紹介
Windowsを覚えたい、CADを覚えたい、建築製図も修得したい、こんな欲張った注文を1冊だけで応えてしまいます。本書は、パソコンやWindowsの初級者でもCADを操作し、実務的な機械製図が行えるスキルを修得するための本です。基礎編、実践編、応用編の3編で構成されています。基礎編では、CADを使いこなすために必要なパソコンの操作知識、Windows上でのファイルのコピーや移動などの基本的な操作知識から始まり、AutoCAD LTに慣れるための基本的な作図操作、正しく製図するための操作技能を学べます。実践編では、建築製図のルールを学び、ルールに則ったCAD製図技能を余すところなく学びます。一級建築士であり、永年CADで建築設計を行ってきた実務経験豊富な著者の真髄が発揮されています。応用編では、CADデータをより有効に活用するためのノウハウ、例えば、Word文書にCADの図面を貼り付けてチラシや案内書を作る方法、CADデータから部屋の面積データを得てExcelで集計する方法などを学ぶことができます。電子データであるCADデータを余すところなく活用する方法を学べます。しかも、それぞれの節ごとに練習問題を設けていますので、読後のスキルチェックを読者自身で行うことができます。完全な自習書として、あるいは入門者向けの学校教科書としても自信を持ってお奨めできる1冊です。