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タテ型人脈のすすめ

志賀内泰弘:著者

「使える人脈」の掘り当て方、教えます!

人脈力のポイントは、「ヨコ型」ではなく「タテ型」にあった! ダイヤモンドの鉱脈や石油の油田だって深~いところにある。ビジネス、人生にとっての最大の武器・財産である本当の「人脈力」を掘り当てるための明日からできるノウハウ・ツール・ヒント満載。


世間の人は、よくこう言う。
「あの人は、顔が広いからねえ」
「君はコネが多くていいね」
どちらも、人脈があって、そのおかげで仕事がスイスイ運ぶことを羨ましい、という意味で使われている。実は、その裏側には、「それはキミ自身の実力じゃないんだろ。他人に頼って仕事を上手くこなせていいなぁ」という妬みの気持ちも少なからず含まれていよう。そのように思う人は、概して真の人脈の意味を理解できていない。人脈の力は、その人の人生そのものであり、長い年月をかけて人とのご縁を大切に培ってきた結果なのだ。だから、人脈を使って仕事ができるということは、その人の実力であることに他ならない。
さて、顔が広いの「広い」も、友達が多いの「多い」も、どちらも数や面という数量を表す表現である。ひとたび、物事を数量で意識してしまうと、人は次に数量をどうやって増やそうかと考えてしまう。そして、効率よく人脈を増やすためには、どうしたら良いかという点に突き進んでしまうのだ。日頃、数字に追われているビジネスマンは、特に効率ということに敏感だから仕方ないかもしれない。
ところが、である。そうして効率よく増やした人脈は、本当に役に立つものなのだろうか。はたして、すぐに使えるものなのだろうか。その答えは、胸に手を当てて聞くまでもなく、誰もが知っているはずだ。では、人脈を使ってスイスイと仕事をこなす人達と、いったい何が違うというのだろうか。
答えは、実にカンタン。人脈の達人たちは、人脈というものを「質」で捉えているのだ。
真の人脈というものを、計算式で表すと、次のようになる。
人脈の数量×人脈の質=真の人脈(「人脈力」と呼ぶことにしよう)
そうなのだ。普通の人は、人脈を広げたいと努力しつつも、ついつい数や面、つまり「ヨコ」ばかりを意識してしまうので、いっこうに「人脈力」が身につかない。
たとえば、人脈の数は100人とでもしておこうか。その人脈の質が、(コレを表す単位はないので仮に)3ジンミャクだとすると、
100人(人脈の数量)×3ジンミャク(人脈の質)=300(人脈力)
となる。
これに対してもう一人、人脈の達人と言われる人を例にしてみよう。彼は、A地点にいる。数ではB地点のあなたよりも遥かに少ない。しかし、グラフの通り、人脈力はといえば、格段の差がついてしまう。
20人(人脈の数量)×100ジンミャク(人脈の質)=200

定価:1,540円(本体1,400円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2004年5月6日(木)
  • ISBN:4-7973-2702-2
  • サイズ:46判
  • ページ数:224
  • 付録:-

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