著者紹介
著者より
人間性を高めるために人は生まれて来たのだと思う。夢を持ち、その夢を実現する努力をすることで人は自らを高めていくことができるのではないか。その意味で、私は夢を持たず、1日の8割近くの時間を費やすことになる職業について何ら確固たる考えを持っていない若者の多さに強い危機感を覚える。私は志のベクトルを同じくするワタミの社員たちと、60歳までに1兆円の企業グループを作る。人が差別化要因となる事業だけをに参入し、その過程で一つでも多くの「ありがとう」を集めていく。とてつもなく高い目標を達成するには、他人の2倍の濃密な人生を生きる必要がある。また、私が関わることになった様々な事業分野は、奇しくも国あるいは地球レベルでの課題を抱えていた。その原因の中には、関係者による自己保身のための「ためにする壁」もある。だが、私は正面突破でその壁に挑む。私には信念と、熾烈な自由競争社会である外食産業で培った経営ノウハウがあるのだから。