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「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?

山本 御稔:著者

お金で後悔しないための経済学

無駄遣いもせず、お金のことも真剣に考えているのに、なぜか手元にお金が残らない。それは、知らないうちに「心の会計」に影響され、お金で損をしてしまっているからだ。本書では、行動経済学を基礎にして、人がお金を使う際に失敗しやすい傾向を分析する。
私たちは「お金の使い方」において、いつも合理的に判断しているつもりではある。しかし実際のところ、下がる株をいつまでも持ち続けてしまったり、クレジットカードを持つと思わず無駄遣いをしてしまったりする。このように、人が一見不合理な判断をしてしまう理由を学問的に解明するのが「行動経済学」である。本書では、最先端の行動経済学の理論を基礎にして、人々がお金を使う際に失敗しやすい傾向を分析する。本書を読むことで、自分のお金を使う際の傾向や弱点を発見することができ、賢いお金の使い方を学ぶことができる。
第1章 「宝くじは、有楽町チャンスセンター1番窓口で買え!」は本当か?
第2章 プロのファンドマネージャーでも市場平均に勝てないって本当か?
第3章 臨時収入は、なぜ酒代に消えてしまうのか?
第4章 新築時には、なぜ財布のヒモが緩むのか?
第5章 なぜ損するとわかっていながらも、下落する株を持ち続けてしまうのか?
第6章 買い物で貯まったポイントの正しい使い方とは?
第7章 試食コーナーのウインナーを食べる時の心がまえとは?
第8章 ルーレットで4回連続で「赤」が出た後に、また「赤」が出る確率は?
第9章 金利が高いとウサギが亀に買ってしまうのはどうしてか?
第10章 年収の20倍もするチューリップは、なぜ飛ぶように売れたのか?
第11章 どんなに騒がしくても、「あ! カネが落ちてる!」が聞こえてしまうのはなぜか?
第12章 「海外市場より日本市場の方が安心!」は本当か?

定価:770円(本体700円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2007年12月17日(月)
  • ISBN:978-4-7973-4468-4
  • サイズ:新書
  • ページ数:256
  • 付録:-

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著者紹介

私たちは不合理である。不合理なゆえにさまざまなおかしなことをしてしまう。ダイエットしたいのにケーキを食べる、痛風が痛いのにビールを飲む、試験勉強した方がいいのに時間をとって合格祈願に参拝する、性格を直した方がいいのに顔だけ変える、意味がないのにネクタイをぶらさげる等々、いずれも不合理な考え方を持ってしまう。

不合理であることを矯正することは難しい。皆が合理的になってしまっては社会がギクシャクしてしまう。ただし、資産のこと、お金のことは話が異なる。私たちが生きていくために必要な資産、お金についてはぜひ合理的であるべきだ。合理的かつ効率的に扱い、豊かな生活を確保すべなのである。

本書では資産やお金にまつわる不合理な事例を集め、その原因について行動経済学、認知心理学の立場から解説を加えている。いずれも漢方薬のようにゆっくりと確実に効いてくるものばかりである。ぜひ、心の常備薬の1つとして本書をお読みいただきたい。

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