地球の70％を占める「海」には、地上とはまったく異なった生き物が無数に生息しています。陸上と同様に、そこには冷酷な弱肉強食のルールが存在し、多くの生き物が生き残りを架け、命を次世代に繋げていくために、それぞれ独特の生態を獲得してきました。 本書では、そんな海の生き物のたくましくもふしぎな生態を、ベテランのプロ水中カメラマンが撮影した超美麗写真とともに解説しています。

第1章 補食のふしぎ
第2章 共生のふしぎ
第3章 防御・擬態のふしぎ
第4章 繁殖のふしぎ
第5章 サンゴのふしぎ
第6章 まだある海のふしぎ

■著者紹介
原田雅章――Masaaki Harada
1972年、埼玉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中に訪れた沖縄で、島の風景、人に感動し沖縄・西表島で1993年からスキューバダイビングを始める。卒業後、株式会社水中造形センターに入社。撮影課で、同社が出版する「マリンダイビング』『海と島の旅』『マリンフォト』『アイラブダイビング』などの写真を担当。北海道の流氷ダイビングをはじめ、伊豆半島、紀伊半島、沖縄各島などのダイビングエリアを写真に収めてきた。海外は20カ国以上で撮影している。ビーチリゾートの写真も多数。2006年7月からフリーランスとして活動中。

■監修
松浦啓一――Keiichi Matsuura
1948年東京都生まれ。1971年、東京水産大学水産学部水産養殖学科卒業。1978年北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。水産学博士。現在、国立科学博物館標本資料センター、コレクションディレクター。分子生物多様性研究資料センター長（兼任）。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授（兼任）。地球規模静物多様性情報機構（GBIF：The Global Biodiversity Information Facility）副議長。