SBクリエイティブ

一流の指導力

立花龍司:著者

日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方

◎部下や子どもの潜在力を100%発揮!
――「絶対命令服従型」から「質問、気づき、気づかせ、提案型」へ

部下やチームのパフォーマンス、子どもたちの運動や学力を向上させたいと思ったら、なによりポジティブな思考法を植えつけることが大切です。
自分で考えて出した答えには、情熱を傾けて、最大限の努力をするもの。
日本のプロ野球のみならず、日本人初のメジャーリーグのコーチとして活躍した著者が、コーチングの最新の知見を踏まえ、やる気を高めて潜在力を最大限に引き出すメソッドを公開します。
スポーツで、仕事で、家庭で、役立つ一冊。

◎伝え方をちょっと工夫すると、部下や子どもは劇的に伸びます。
――ポジティブな表現で才能を開花させる術

「絶対にゾウのことは考えないでください」
(10秒後)
あなたはゾウのことを考えませんでしたか?
――ここに一流の指導力のヒントが隠されています。

【目次】
第1章 ポジティブな指示で潜在力を引き出す
強い組織はポジティブに考えられる
交代した選手に球が飛ぶ不思議
ゾウのことを考えるな
一流選手ほどゾウのことを考えない
ポジティブな指示こそが重要
監督はどういう指示を出すべきだったのか?
ポジティブな指示の驚くべき効用

第2章 悪いコーチング、いいコーチング
そもそも「コーチ」とは何か?
命令絶対服従型のコーチング
指示待ち族という負の遺産
ミッション型と提案型のコーチング
質問、気づき、気づかせ、提案型
「ミラーリング」というテクニック
D君のコーチング例
質問からD君の悩みを聞き出す
自分で気づいたことは前向きになれる
「外から内」ではなく「内から外」へ

第3章 潜在力を引き出す目標設定の秘訣
伸びる人と伸びない人の違い
目標に近づくビジョンとロードマップ
小さな成功体験が目標達成の鍵を握る
期限設定を細かくするメリット
旧東ドイツの教育法に学ぶ
イチロー選手は目標設定がうまい
一流になるかならないかの分かれ目がある
私を救った野茂選手のひと言
ご褒美をもらったときにどう行動するか
嫌なことから先にやる

第4章 強い組織をつくる法則
組織力に優れているのが日本人の強み
綱引きの原理を知る
責任の所在を明確にする
責任は上司が引き受け、失敗自体を責めない
無意識にやっている減点主義の弱点
思い切った失敗は叱らない
画一的な指導をしない
部下が上司に意見を言える組織づくり
現場の情報を組織に活かす
目線を下げて川下型の組織づくり

第5章 メジャーリーグで学んだコーチング
アメリカへ渡った理由
アメリカ人は楽しみながら野球をやっている
メジャーへ渡ったいきさつ
一生懸命に頑張る情熱は必ず伝わる
やる気を引き出すことが大事な仕事
実践のなかで身につけた英語力
サボる人に合わせたルール
自ら望んでやることは身になる
オプションを示して最終判断は任せる
「なぜ?」と聞く人は伸びる
選手の体調をつねに把握する
悪いイメージをいいイメージで一掃する
「根性」の本当の意味
日本の野球界を変えるために決断

第6章 コーチングを教育に活かす
子どもの「好き」を引き出す
バッティングセンターで目にする悲しい光景
好きになる努力
プレ・ゴールデンエイジに挑戦させる
褒めて才能を引き出す太陽型の教育を
叱ることと怒ることの違い
恐怖心は何も生まない
「勉強しろ」は禁句

■著者:立花龍司(たちばな・りゅうじ)
1964年大阪府生まれ。大阪商業大学経済学部卒業後、天理大学体育学部でスポーツ医学を専攻。89年近鉄バファローズにコンディショニング・コーチとして入団。94 ~ 96年千葉ロッテマリーンズのコンディショニング・コーチをへて、97年1月日本人初のメジャーリーグコーチとしてニューヨーク・メッツと契約。98 ~ 2000年千葉ロッテマリーンズと再契約。01年阪堺病院SCA(ストレングス&コンディショニングアカデミー)での活動を開始。06年東北楽天ゴールデンイーグルスのコンディショニング・ディレクターに就任。07年千葉ロッテマリーンズのヘッドコンディショニング・コーチに就任。08年筑波大学大学院体育専門学群スポーツ医学修士課程修了。10年自身が主宰するコンディショニング・ジム「TACHIRYU CONDITIONING GYM」をオープン。現在、講演・各メディア出演により、野球を中心とした幅広い層に対しコンディショニングの重要性に関する普及活動を行っている。

定価:803円(本体730円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2012年3月16日(金)
  • ISBN:978-4-7973-6680-8
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:176
  • 付録:-

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