SBクリエイティブ

次世代コミュニケーションプランニング

高広伯彦:著者

インターネットを新しい広告枠としかとらえられない「広告脳」とマーケティングを理解しない「ネット脳」を覚醒する!
デジタル次世代のマーケティングコミュニケーションを理解するための最強の指南書が登場!!
インターネットは、マスメディアのオルタナティブになるわけではない。
むしろメディアとメディアをつなぐためのプラットフォームというべきものである。
そこでは消費者ユーザーとの結びつきの場を広告主が自ら設置するなど、さまざまなな使い方が可能である。

広告不要論が叫ばれる今、代理店の「おしながき」にない消費者とのコミュニケーションプランが求められている。
はたして、これからの広告・PR人は何をすべきか?

大手広告代理店から世界的ネット企業を渡り歩き、現在は企業の頼れる「スケダチ」として活躍するコミュニケーションプランニングのカリスマが、「メディア」と「コンテクスト」をキーワードに、デジタル時代のマーケティングコミュニケーションを語る!

C h a p t e r 1
「広告」を超える
■広告は無駄なものか?
■広告は金がかかるという現実
■広告を使わない広告主の存在
■「オーダー」から「オファー」へ
■広告代理店のメニューにない課題を解決する
■「4P」と「4C」

C h a p t e r 2
「メディア」を発見する
■コミュニケーションプランニングと「メディア感覚」
■メディアはメッセージ
■身体を拡張するもの
■メディアは情報技術ではない
■ポケベルから学んだ「メディア」をとらえる4つの視点
■従来型のメディアプランニングを乗り越える
■「メディアリスト」にない「メディア」を生かす視点とスキル
■メディア探し.~コミュニケーション資産のアセットマネジメントという視点
■メディア探し.~エスノグラフィックな消費者リサーチからの発見
■「商品をサービス化する」から発想する「メディア作り」という視点

C h a p t e r 3
「消費者」と会話する
■今起こってることは過去に想像されたものかもしれない
■「You.」の時代
■広告クリエイター不在の広告
■人々のアクティビティをバックアップする
■ユーザーがコンテンツクリエーションする時代の「対話」
■企業よりもユーザーのほうが自由にツールを使う
■消費者の作ったコンテンツ、その続き
■「マス」から「トライブ」へ
■マスメディアの崩壊の要因?~企業のもの作りの変化
■「自販機」型コミュニケーションへ

C h a p t e r 4
「クチコミ」を再考する
■情報パイプラインの変化が、クチコミマーケティングを進化させる
■媒体として売られたクチコミは「小さなマスメディア」
■「クチコミの企み」は2種類
■商品/サービス自体が持つ「クチコミ能力」を見極める
■人を巻き込む小さな工夫
■広告/プロモーションによるクチコミの企み
■史上最大のバイラルマーケティング成功例~Hotmail
■(シカケ)×(シクミ)という公式
■演習・クチコミの企み
■負のクチコミマーケティング
■クチコミマーケティングとマーケターのモラル
■媒体枠は「買うもの」という悪弊
■広告は人々のアクティビティを後押しするもの
■「やっていいこと、悪いこと」を考えてプランニングする

C h a p t e r 5
「コンテクスト」を生み出す
■「コンテクスト」とはいったい何なのか?
■コンテクスト視点でのソーシャルメディアの解釈
■人間は解釈をしたがる動物である
■コンテクストとバリュー
■変わったのは「作品」ではなく「解釈」
■パーセプションチェンジ
■「アカウントプランニング」と「コンテクストプランニング」
■コンテクストプランニングのフレームワーク
■消費者行動モデルの視点
■既存のモデルだけでは説明しきれない
■消費者は過去の情報も活用している
■広告は、商品の購入後も「効く」
■Attentionだけじゃない
■背景にあるのは、全体図を描けるポジションの不在
■マーケティングコミュニケーションにおける新しい2人の戦略家

■著者:高広伯彦(たかひろ・のりひこ)
株式会社スケダチ代表取締役/ユニバーサルプランニングディレクター。同志社大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了(社会学修士)。博報堂、電通で主にメディア開発やインタラクティブ・マーケティングなどに従事したのち、グーグル日本法人へ移籍。広告商品のマーケティングやYouTubeの日本における広告セールス導入などを手掛ける。2009年に独立し、フリーのマーケティングプロデューサーとしてコミュニケーションプランニング、マーケティングコミュニケーションの企画、事業開発支援を行う。2012年2月に株式会社スケダチとして法人化し、現職。共著に『次世代広告テクノロジー』(小社)、『フェイスブックインパクト』(宣伝会議)ほか。
Web:http://sukedachi.jp/
Blog:http://mediologic.com/weblog/
Twitter:http://twitter.com/mediologic

定価:1,760円(本体1,600円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2012年3月28日(水)
  • ISBN:978-4-7973-6874-1
  • サイズ:A5変/1色
  • ページ数:200
  • 付録:-

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