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本当は面白い「日本中世史」

八幡和郎:著者

愛と欲望で動いた平安・鎌倉・室町時代

従来の日本中世史の常識を打ち破る明快な分析でこの時代の本質を明らかにし、これまでにない「わかりやすくて面白い」中世史を詳らかにしていく。

日本の中世といわれる平安・鎌倉・室町時代は、ともかくわかりにくい時代とされてきた。なにしろ中央政府(朝廷)が弱体で、諸制度は多元的で複雑。寺社が強いことも話をややこしくしている。しかし、少し視点を変えれば、中世の人々は道徳などに縛られず、ひたむきに愛と欲望のために生きており、その姿は現代人にはとても魅力的に映る。本書では、中世という時代のダイナミックな実像を読み解き、これまでにない「わかりやすくて面白い」中世史を描いていく。

■目次:
第一章 大唐帝国の終焉と中世日本の始まり
第二章 源氏物語と平家物語を政治史として見る
第三章 京都の論理と関東の不満が正面衝突
第四章 後醍醐天皇の夢を足利義満が完成した
第五章 外交と宗教から見た中世日本を総括する

定価:836円(本体760円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2013年4月16日(火)
  • ISBN:978-4-7973-7294-6
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:256
  • 付録:-

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著者紹介

八幡和郎(やわた かずお)
1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学教授をつとめるほか、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著書多数。

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