SBクリエイティブ

孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

瀧森 古都:著者

本書はいきなり10万部を突破した瀧森古都のデビュー作『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の続編であり、犬にまつわる感動体験を通じて、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」など人生を深く哲学し、成長していく――。涙なしには読めない感動小説。


僕の居場所は、どこにあるんだろう。
僕は、どこで泣いたらいいんだろう。
もしかしたら、涙を流すことなんてもうないかもしれない。
誰かのために泣くなんて、きっと永遠にないのかもしれない。
だって、僕には家族がいないから。
共に笑い、共に涙を流してくれる人なんて一人もいないから。
孤独の果てをさまよっていた僕は、
ずっとそう思っていた。
あの日あの犬に出会うまでは─

【あらすじ】
『俺と一緒に、あの犬を誘拐しない?』

家族の温かみを知らずに育った11歳の少年、宏夢(ひろむ)は、移動図書館の館長をしているミツさんに、そんな提案をした。せまい物置の中で飼われている犬を救うべく、誘拐を計画する二人。
犬にとって、本当の幸せとは?
僕らにとって、本当の居場所とは?
移動図書館を通じ、様々な人や事件と遭遇する11歳の少年と54歳の中年。それぞれの運命と向き合い、生きる意味を考えることとなる。

■目次:
第1話 空を知らない犬
第2話 三本足のヒーロー
第3話 ぼくのK-9

定価:1,320円(本体1,200円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2016年3月10日(木)
  • ISBN:978-4-7973-8547-2
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:288
  • 付録:-

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著者紹介

著者・瀧森 古都

瀧森古都(たきもり・こと) 1974年、千葉県市川市生まれ。2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験! アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在、主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。ペット看護士・ペットセラピストの資格を保持。著者に『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』『孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと』『たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える』(共にSBクリエイティブ)がある。

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