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物流大激突

角井 亮一:著者

アマゾンに挑む宅配ネット通販

経営において物流の重要度は飛躍的に高まっています。
物流戦略は企業のビジネスモデルそのもの。
企業の命運を握っているといっても過言ではありません。
その良し悪しが、企業間競争の勝敗を決めてしまいます。

欧米企業では物流担当取締役(CLO)なんて重役がいたりするくらい、
企業経営において物流戦略は重視されているのです。

モノが作られて販売されれば、必ず物流を通じて、それが店頭やお客のもとまで届けられます。
そして、モノが動くところに何かビジネスの種を見つけてサービスを始める。
物流部門は、もはやコスト部門ではなくプロフィット部門です。

なかでもアマゾンの戦略物流は際立っています。
注文から最短1時間で商品を届ける対象エリアも拡大中。
ただし、物流をめぐる企業環境は激変しています。
競合が次々とアマゾンに刺客ともいえる物流戦略を送り込んでいるのです。

Eコマースの国内外の動向に精通し、流通・物流・マーケティングに横断的な知識と人脈をもつコンサルタントにして、
通販物流会社の経営者でもある著者が、現在巻き起こっている物流の最前線を教えてくれます。

■目次:
序 章 宅配危機がやってきた
第1章 日本未上陸のアマゾンサービス~シアトルの現地視察レポート
第2章 アマゾンのスピード配達
第3章 アマゾンVS楽天~得意な商品カテゴリーで攻める
第4章 アマゾンVSヤフー~コストゼロで攻める
第5章 アマゾンVSユニクロ~ロジスティクス企業への転身で攻める
第6章 アマゾンVSセブン&アイ~オムニチャネル戦略の立て直し
第7章 アマゾンVSヨドバシカメラ~「ラストワンマイル」を重視する
第8章 アマゾンVSアスクル~物流を武器に事業を展開する
第9章 アマゾンVSウォルマート~小売業世界最大手の焦り
終 章 アマゾンとの敵対から共存・住み分けへ

定価:880円(本体800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年6月6日(火)
  • ISBN:978-4-7973-9087-2
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:160
  • 付録:-

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著者紹介

角井亮一(かくい りょういち)
1968年大阪生まれ、奈良育ち。株式会社イー・ロジット代表取締役兼チーフコンサルタント。上智大学経済学部を3年で単位修了。米ゴールデンゲート大学でMBA取得。船井総合研究所、不動産会社を経て、家業の物流会社、光輝物流に入社。日本初のゲインシェアリング(東証一部企業の物流センターをまるごとBPOで受託)を達成。2000年、株式会社イー・ロジットを設立し、現職。現在、同社は230社以上から通販物流を受託する国内ナンバーワンの通販専門物流代行会社であり、200社の会員企業を中心とした物流人材教育研修や物流コンサルティングを行っている。2015年、宅配荷物の追跡や再配達を依頼できるアプリ「ウケトル」を提供する株式会社ウケトルを共同設立。著書に『物流がわかる』『オムニチャネル戦略』(ともに日経文庫)、『アマゾンと物流大戦争』 (NHK出版新書)などがあり、多くのテレビ・ラジオ番組でコメンテーターを努め、経済誌などでの執筆も多数。

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