「俺と一緒に、あの犬を誘拐しない?」

家族の温かみを知らずに育った11歳の少年、宏夢(ひろむ)は、移動図書館の館長をしているミツさんに、そんな提案をした。せまい物置の中で飼われている犬を救うべく、誘拐を計画する二人。
犬にとって、本当の幸せとは?
僕らにとって、本当の居場所とは?
移動図書館を通じ、様々な人や事件と遭遇する11歳の少年と54歳の中年。それぞれの運命と向き合い、生きる意味を考えることとなる。

瀧森古都(たきもり・こと)

1974年、千葉県市川市生まれ。両親がイタリアの古い都(バッサーノ)で芸術活動をしていたことから「古都」と名づけられる。2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験!アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在、主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。著書に『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』(SBクリエイティブ)がある。

全国の書店員さんから感動の声、続々!

  • 幸せなときも、そうでないときも、いつも傍に寄り添って大切なことを教えてくれる存在。人間にとって犬は最良のパートナーだということを改めて感じました (紀伊國屋書店 名古屋空港店・牧岡 絵美子さん)
  • 読んだ後、そっと微笑む。そんな本です。 (丸善 丸の内本店・海老原 正和さん)
  • 読みどころ満載…これは見事! 前作を超える感動!! あふれる人間味と奇跡のストーリー、そしてラストに向かう高揚感に心を大きく動かされた。生きていく上で大切なことをシンプルに、力強く教えてくれるこの作品は、まさに生きにくい現代の清涼剤。読む者の心を癒す価値ある一冊だ! 底知れぬ優しさはきっと誰かの運命を変える! (三省堂書店・内田 剛さん)
  • この物語の主人公たちは、孤独を噛み締めて生きています。それでもやっぱり最後は気付きます。自分は1人ではないんだと。そばにいるのは人であったり犬であったりするんだけれど、大切な事は変わらないんですね (啓文堂書店 府中店・森田 寿さん)
  • 一話ごとに号泣です! 孤独を乗り越えて成長する人々の姿に感動しました。命の尊さ、生きる意味を考えさせられる、愛情いっぱいのストーリー。大切な人達へ感謝の想いを伝えたくなりました (すばる書店 豊四季店・本多 千春さん)
  • 犬を通して親子のつながりを描いたハラハラドキドキのミステリー仕立てのストーリーに乾杯です。読んでいて、もうきりがないほど素敵なセリフがあります。あなたも探しながら読んでください。 (大杉書店・鈴木 康之さん)
  • ちょっと生意気な少年(宏夢君)の心優しさに引き込まれながら、三匹の犬とのストーリーが繋がっていく展開は鳥肌ものでした。孤独と向き合うなかで、犬が重要な役割を果たしていく今までにない感動的な作品でした (スーパーブックス・村井 徹平さん)
  • 犬たちがつなぐ縁が、誤解と謎を解き、みんなの心を癒していくー。この物語は優しい気持ちを届けて、日常で心がささくれだった読者の心も癒してくれるハズ。 (積文館書店・松本 愛さん)
  • 孤独という疎外感を払拭したのは、犬だった。ここまではありがちなストーリーであるが、人生という旅路における出来事の多様な展開に、最後に明かされる“僕”の生涯。これは涙なしでは読めないエンターテインメント小説である。 (平坂書房 MORE'S店・疋田直己さん)
  • どんな家、どんな親の元に生まれてもそれはその子の運命。そこで悩みながらもがきながら自分の人生に意味をもたせていく、色んな出会いの中で。悲しさの中にも温かさが見つけられるそんな物語りです。 (未来屋書店イオン茨木店・吉田 真紀さん)
  • 孤独をかかえるそれぞれの主人公達の目線で複雑に交わりあう物語の流れがおもしろく、やがて一匹の犬のもとにたどりつく最後は泪線がゆるみました。孤独を感じた時、この物語に出てくる犬のように、傍らにそっとよりそってくれる。きっとそんな1冊になると思います。 (未来屋書店イオン茨木店・川上 貴史さん)
  • 人は、お互いに支えられて生きています。私たちの身近な存在の犬たちをキーワードに、あらためてその事に気づかせてくれる本書。きっと読む人の胸を温めてくれることでしょう (さわや書店・栗澤 順一さん)
  • 本屋が選ぶ、先が気になる本。 (喜久屋書店 西神中央店・森田 清香さん)
  • 暖かな涙が流れてくる物語です。犬を通して気づく、人と犬の絆、そして、人と人の絆。孤独の果てにいた登場人物たちがそれぞれ、犬をきっかけに前を歩いていくさまに、とても勇気づけられます。そっと犬のように寄り添って、そて背中を押してくれる、そんなお話です。 (TSUTAYA BOOK STORE TENJIN・木下 瀬里以さん)
  • 読後、あたたかい涙が流れ、愛犬を抱きしめたくなりました。犬ほど人間の心に寄り添ってくれる生き物はいないと思います。自分は孤独だと思っている人にこそ読んで欲しい気づきに溢れる1冊です。 (紀伊國屋書店 堺北花田店・中上 未紀さん)
  • 動物は、時として人間以上に深い感情を抱き、人を孤独から救ってくれる存在なんだと感じました。物言わぬ犬が優しく語りかけてくれる、そんな気持ちになれる本です (くまざわ書店 大手町店・鈴木 圭一郎さん)

『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』

「ネコは、ごはんを何日食べなければ死にますか?」
とあるパチンコ店の前に置かれている一冊の「里親探しノート」に、そんな奇妙なことが書かれてあった。ただ何となく生きている店員の五郎、現実逃避している常連客の宏夢や弓子たち…。
この一冊のノートにより、それぞれの運命の歯車が動き出し、生きる意味と向き合うことになる。