
本の元の穴の中(もとのもとのあなのなか) 2巻
梗概
一般人が本を所有することを禁じられた世界。
そこでは、本の中に描かれたものが外に飛び出してくることがあり、それを元の本に戻す力を持った”貸本屋”、その貸本屋を束ねる”本処(げんしょ)”が存在していた。
生まれつき角を持つ”鬼っ子”のキイチは、ある日、貸本屋の元太郎と出会う。その出会いをきっかけにキイチは「自分のことを知りたい」、と元太郎を追って旅に出る。
一行は、新たに剣士・杜(モリ)を仲間に加え、本の研究所である”本処(げんしょ)”を目指すが、そのキイチ達の行動は、世界を揺るがす事態にも繋がってゆき―――。