若き孫正義氏を育てた教育者が贈る
「人として生きる力」を育む学級実践の記録と、小中学校教育への提言。

「三上先生は、私の人生の基本的思考や態度に
直接的な影響を及ぼした、最も大きな存在となっています。」
–孫正義

■目次：
一章 実践を顧みる
生みの苦しみ──木屋瀬小学校の実践
子どもの人権意識を育てる── 文集「みつばち」から
子どもと共に創る「あすなろ学級」── ヒノキを目指して
学級創りに欠かせない、リーダーの資質――安本（孫）正義君のこと
豊かな感性を培う――文集『シャボテン』から
詩ごころを育てるには――八枝小学校の実践
教え子とのうれしい再会

二章 子どもと共に学級を創る──「自治の力・人として生きる力」の礎を築く
「いじめ問題」について考える──資料提示と私の考え
学級経営の基盤を考える
学級創り指導のポイント
学級創り指導における心得

三章 平和の尊さ
疎開と戦後のくらし
ものづくりのこと
永井隆記念館を訪ねて
沖縄南部の戦跡を訪ねて

四章 伝えておきたい詩（うた）
宮沢賢治のうた――賢治童謡の中から
宮沢賢治の二つの詩から
戦争に関する詩から
平和時の詩から

五章 小さな提言
長期にわたる自然教室を 全小中学校で実施を──自然の中での共同宿泊体験学習
教員養成課程の教育実習の見直しを
「いじめ」問題についての研修を全国で
小中学校教育改革のため、以下に示す各項目の充実推進を

六章 教師を志すみなさんへ