夢の技術とされ、大手ソフトウェアベンダー各社がこぞって注力しているWEBサービスは、その巨大な全体像の把握が困難で、また常に細部が進化し続けているために、導入する技術として敬遠されている傾向がありました。しかし、ここへきてその仕様が次々と策定され、実際の導入例も増えてきています。
本書は、このWEBサービスに関してXML、SOAP、WSDL、UDDI、Axis、.NET、相互運用といったごく基礎的な側面から扱い、専門用語を見て敬遠してしまうことがないような難易度からスタートしています。そして、最終的にはフォルト、デバッグ、非同期、リライアブル、セキュリティといった応用面にも踏み込み、実際にWEBサービスを構築できるところまで解説します。
既存の書籍では、それぞれのソフトベンダーが開発しているアプリケーションに依存した内容になっていることが多いようですが、本書は最も多く使われるケースに関して、アプリケーションに依存しない柔軟な構成で本当に使える知識と実践に関して徹底解説します。