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[Si新書]フライドチキンの恐竜学

盛口 満:著者

食卓の骨には進化のナゾがつまっている

鳥たちは恐竜そのものだという学説まであるのは、なぜだろう?著者がライフワークとする「骨の学校」を通して、鳥たちと恐竜との接点を探ってみると、身近なフライドチキンにも進化のナゾが見え隠れし、鳥たちの多様な生き様が見えてきた。
日本の各地で講演会「骨の学校」を開く著者が、これまでの骨格標本作りのなかで考えた比較進化学。本書の主人公は、フライドチキンの骨! 鳥類は恐竜の子孫であるという学説をメインテーマに、実際に鳥類の骨が恐竜の骨とどこが似て、どこが違うのかを、骨格標本を作製しながら調べていく。扱う鳥類、恐竜、比較のための哺乳類などは限られているが、逆に身近な動物(食物)からでも進化のふしぎさが見えることに気づかせてくれる。
第1章 チキンの骨に恐竜を想う
骨の学校
貧者の恐竜
謎の鳥の死体
指の骨は何本?
ニワトリはニワトリ

第2章 ダチョウの骨の面白さ
ダチョウの宅配便
ダチョウの解体
ダチョウの骨
哺乳類と恐竜
水に浮く骨
胃石の謎

第3章 フライドチキンで骨探検
フライドチキンは何ピース?
フライドチキンの骨
リブの骨
サイとドラムの骨
ウイングの骨

第4章 耳と目の骨に見る歴史と進化
アヒル汁の骨
アヒルの正体
クチバシの形
方骨のゆくえ
耳の骨
目玉の骨
食卓の恐竜

第5章 鳥の分類を考える
フラミンゴの骨
フラミンゴは“頭痛の種”?
鳥の分類群
ペンギンは鳥なの?
ペンギンの“れきし”
ニワトリの骨の特殊性
“飛ばない”進化はなぜおこる

第6章 走る鳥たちは恐竜を継ぐものなのか
ダチョウのヒナ
恐竜っぽい
エミューの宅配便
ヒクイドリの解剖
骨を継ぐもの

定価:1,048円(本体952円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2008年6月17日(火)
  • ISBN:978-4-7973-4694-7
  • サイズ:新書
  • ページ数:216
  • 付録:-

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