航空自衛隊創設からすでに50年以上が経過。その間、主力戦闘機の世代交代が進み、現在ではF-4EJ、F-15、F-2が日本の空を守っている。とはいえ一度も実戦を経験していないだけにポテンシャルは未知数。そこで本書は科学的な視点で各機種の実力を検証を試みる。

第1章 F-86セイバー
航空自衛隊の設立
戦闘機の導入
航空自衛隊の戦闘機部隊について
F-86Fの概要
F-86Fの設計の特徴
F-86Fの兵器
F-86Fの性能と戦闘力
F-86Fの部隊配備(1)：第1、第2飛行隊
F-86Fの部隊配備(2)：第3、第4飛行隊
F-86Fの部隊配備(3)：第5、第6飛行隊
F-86Fの部隊配備(4)：第7、第8飛行隊
F-86Fの部隊配備(5)：第9、第10飛行隊
ブルーインパルス
RF-86F
偵察航空隊と総隊司令部飛行隊
F-86Dの概要
F-86Dの兵器
F-86Dの性能と戦闘力
F-86Dの部隊配備
コラム：対領空侵犯措置任務

第2章 F-104スターファイター
F-104の導入の経緯
F-104の概要
F-104の設計の特徴
F-104の兵器
F-104の性能と戦闘力
F-104の電子機器
F-104の部隊配備(1)：第201、第202飛行隊
F-104の部隊配備(2)：第203、第204飛行隊
F-104の部隊配備(3)：第205、第206飛行隊
F-104の部隊配備(4)：第207飛行隊
UF-104
コラム：飛行開発実験団

第3章 F-4EJファントムII
F-4EJの導入の経緯
F-4EJの概要
F-4EJの設計の特徴
F-4EJの兵器
F-4EJの性能と戦闘力
F-4EJの電子機器
F-4EJの部隊配備(1)：第301、第302飛行隊
F-4EJの部隊配備(2)：第303?第306飛行隊
F-4EJ能力向上の経緯
F-4EJ改の特徴(1)
F-4EJ改の特徴(2)
F-4EJ改の部隊配備
偵察機転用型RF-4EJ
コラム：RF-4E

第4章 三菱F-1
国産超音速機の開発
支援戦闘機とは
T-2からF-1へ
F-1の概要
F-1の設計の特徴
F-1の兵器
F-1の電子機器
F-1の部隊(1)：第3、第8飛行隊
F-1の部隊(2)：第6飛行隊
コラム：T-2CCV

第5章 F-15イーグル
F-15導入の経緯
F-15の概要
F-15の設計の特徴
F-15の兵器
F-15の性能と戦闘力
F-15の電子機器
F-15の部隊配備(1)：第201、第202飛行隊
F-15の部隊配備(2)：第203、第303飛行隊
F-15の部隊配備(3)：第305、第306飛行隊
F-15の部隊配備(4)：第23飛行隊、飛行教導隊
F-15の能力向上改修
形態1型と形態2型
国産空対空ミサイル
コラム：戦技競技会

第6章 三菱F-2
FS-X計画とは
F-2に至る道
消えた国産FS-X
F-2の概要
F-2の設計の特徴
F-2の兵器（１）：空対空、空対艦ミサイル
F-2の兵器(2)：爆弾、ロケット弾
F-2の兵器(3)：誘導爆弾
F-2の性能と戦闘力
F-2の電子機器
F-2の部隊配備(1)：第3、第6、第8飛行隊
F-2の部隊配備(2)：第21飛行隊
コラム：F-2スーパー改

第7章 次期戦闘機F-X
F-X計画とは
検討対象機種の条件
検討対象機種(1)：F-22
検討対象機種(2)：F-35
検討対象機種(3)：F-15FX
検討対象機種(4)：F/A-18E/F
検討対象機種(5)：タイフーン
検討対象機種(6)：ラファール
計画が遅れた原因
国内開発戦闘機は？
コラム：周辺諸国の最新戦闘機

付録 戦闘機パイロットへの道
航空教育集団
第11、第12飛行教育団
第13飛行教育団と第1航空団

■著者：
1954年12月北海道札幌市生まれ。1977年3月に立教大学社会学部を卒業し、同年4月に航空雑誌出版社『航空ジャーナル社』編集部に編集者/ 記者として入社。1984年1月に月刊航空ジャーナルの編集長に就任。1988年6月に、月刊航空ジャーナル廃刊にともない、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる。日本テレビの客員解説員。航空専門誌、軍事専門誌各誌に寄稿するほか、一般メディアでは新聞、週刊誌、通信社などに航空・軍事問題に関するコメントを寄せたりしている。おもな著書に、サイエンス・アイ新書『F-22はなぜ最強といわれるのか』『ボーイング787はいかにつくられたか』『ジェット戦闘機 最強50』をはじめ、『戦闘機年鑑』『戦闘機のヒミツ80』『ボーイングVSエアバス 2大旅客機メーカーの仁義なき戦い』『航空基礎用語厳選800』『軍用機ウエポン・ハンドブック』（イカロス出版）などがある。