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「もの忘れ」に勝つ64の知恵

米山公啓:著者

◎医学博士の米山先生が、もの忘れを防ぐ方法を説く!

「名前がすぐ出てこない」「ついさっき考えていたことが思い出せない」などと脳の衰えを感じてしまうこともしばしば……
こんな自覚症状に不安を感じている人は少なくない。

実際、アルツハイマー病の初期症状ではないかと不安になり、病院に駆け込む人も少なくないのだ。

人の脳の重さは20~30代をピークに40~50代から次第に減少していく。
いわば脳の経年劣化によって、人の名前や漢字など、ちょっとしたことが思い出せないというもの忘れの頻度が次第に増えてしまう。

しかし、脳にいい生活を送ることで、これらを予防したり、はたまた脳力を向上させることさえできる。
医学博士の米山先生が、数々の脳科学の裏づけとともに、脳力の衰えに待ったをかけ、日常生活や仕事のパフォーマンスがアップする方法とうんちくを説く。
朝食をきちんととる――ブドウ糖・タンパク質・脂肪が記憶力を高める
バランスのいい食事をとる――食べ物は医薬品のように脳に影響する
胡桃(くるみ)、キウイを食べる――ω(オーム)3脂肪酸が脳力に極めて有益
腹八分目にする――カロリー制限で記憶力が改善
ウォーキングで脳血流を増やす――海馬の毛細血管を増やし記憶力アップ
階段を使って神経細胞を刺激する――脳細胞増加に不可欠な脳由来神経栄養因子を増やす
創造的に指先運動する――新しい動きで運動神経中枢を刺激し脳活性
しっかり噛んで脳血流を増やす――噛むことで脳血流が増加
カレーを食べる――クルクミンがアルツハイマー病の原因となるβアミロイドを除去
過食を防ぎ、もの忘れを防ぐ――過食に認知症が1.5倍多い
30分昼寝する――昼寝をする人に認知症が少ない
繰り返しが脳を刺激する――同じ刺激によって忘れない記憶に変化
不快なことの記憶力高める――扁桃体を刺激して忘れない記憶に
鮭を食べてストレスを減らす――鮭に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)がストレスを軽減
軽いストレスは想起に役立つ――軽度のストレスは脳を強化
毎日の仕事にデッドラインを設ける――週55時間超(1日11時間)の長時間労働で記憶力が低下
そろそろ禁煙する――中年の喫煙者は記憶力低下を促進
クラッシックで認知・記憶能力を改善――音楽が創造性を豊かに
ふとしたときに昔を振り返る――古い記憶を思い出して記憶を強固なものに
映画、舞台を観て感動する機会をつくる――感動こそしっかりした記憶を作り出す
スポーツ観戦で言語神経を活性化――動きを見ることで、脳の運動神経が刺激される
新聞、雑誌、単行本で情報収集を欠かさない――新しい情報が脳を刺激
セックスで脳活性&心身健康――性ホルモンが脳を元気に
眠る前には1日の良いことを思い出す――前向き思考は長生きで認知症の予防
睡眠は6時間がベスト――長い睡眠は脳にダメージ
塩分を控えて血圧をコントロールする――血圧が高いと認知症になりやすい
悪玉コレステロールもしっかりさげる――コレステロールが高いと認知症になりやすい
難聴を補聴器などで直す――五感刺激で脳を広く活性化
旅へ出て異空間を堪能する――新体験は旅で。空間的な広がりで右脳刺激
過剰な健康主義はやめる――血糖値を基準値まで下げてかえって寿命が縮まることも

■著者紹介
米山公啓
1952年山梨県甲府市生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。医師兼作家。脳血流や血圧変動から見た自律神経機能の研究など、神経内科を専門とする一方で、老人医療、認知症問題にも取り組む。98年に聖マリアンナ医科大学第二内科助教授の職を辞し、本格的な作家活動に入る。現在も米山医院で診療を続けつつ、医学ミステリー、小説、エッセイ、医療実用書など幅広く執筆。著書は『健康という病』(集英社新書)、『医学は科学ではない』(ちくま新書)、『すべてがうまくいく8割行動術』(ソフトバンク新書)など200冊を超える。ホームページ:http://yoneyone.com

定価:803円(本体730円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2010年1月18日(月)
  • ISBN:978-4-7973-5749-3
  • サイズ:新書
  • ページ数:216
  • 付録:-

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