SBクリエイティブ

人を動かす[超]書き方トレーニング

苫米地英人:著者

劇的な成果が手に入る驚異の作文術

『人を動かす[超]話し方トレーニング』の姉妹企画。
「書き方」をテーマに、現代の社会生活に求められるライティング術を伝授。
どうしたら人を動かす文章が書けるのか、ビジネスとプライベートの双方に言及。
あなたの「書き方」が、人を動かす!

■<本書の概要>
脳機能学者・言語学者であり、「言葉」の第一人者である苫米地英人による、 『人を動かす [超] 話し方トレーニング』の第2弾

本書では、現代生活のあらゆる場面に対応できる究極のライティング術を伝授します。
巻頭には書き方を鍛えるB4サイズの特別付録、「書くためのチャート式トレーニング」を添付。
また、本文のトレーニング・ワークシートは、 PDFでもダウンロードできます。

本書は次のような方にお勧めします。
●仕事で人を動かしたいビジネスパーソン・経営者
●プライベートで友人や恋人の心を動かしたい人
●企業に就職・転職したい学生・社会人
●SNSやツイッター、ブログでアクセス数を増やしたい人
●社会を動かしたい人
●夢を手に入れたい人
人を動かす文章を書くために、 ビジネスやプライベートの双方から、 さまざまな場面で通用する書き方を身につけていただきます。

本書で手にした力で、あなたの文章は人を動かし、あなたの人生に劇的な成果をもたらすことでしょう。

■<以下「はじめに」より>
あなたが本書を手に取られた目的は、おそらく二つに大別されると思います。
一つは小説のような「文芸作品を書きたい」というもの。
もう一つは「文芸作品以外の一般的な文章を書きたい」というものです。

本書の内容は、後者の「一般的な文章」 に重点を置いています。
その理由は、世の中で書かれている文章のほとんどが、
・ビジネス文書(企画書、プレゼン資料など)
・論文(学術論文、ビジネス関連の業界論文など)
・メール、ブログ、ツイッター、SNS
などの「一般的な文章」だからです。

これらは、作家のようなごく一部の限られた人ではなく、普通に生活している一般の人たちが書く文章(文書)です。
つまり本書は、一般の人が一般の生活の中で必要としている文章の書き方をメインに取りあげているわけです。
一般的な文章は、ちょっとしたコツを身につけたり、ちょっと練習するだけで、必ず一定レベルにまで上達することができます。

ただし、小説のような文芸作品の書き手を目指す人に向けても、文芸以外の一般の文章と対比する形で、参考になるヒントもふんだんに盛り込んでいます。
意義のあるヒントですので、ぜひ参考にしてください。

【目次】
●[序章] 「名文」とはなにか?
「名文」とは本当に「名文」なのか?
あなたは「名文」を書く必要はない
「名文」への憧れはきっぱりと捨てよう

●[第一章] あなたの文章に「再現性」はあるか?
書くことの基本は「読む」こと
文芸作品の多くは「一過性」の文章
文章に大切なのは、「情緒」か? 「情報」か?
文芸作品は「文体」自体を味わうもの
二種類の書き方を混在させてはいけない
解釈は読み手に委ねられている
ブログの内容を出版につなげたいと思っている人へ
文章を書くことは共同作業である
「圧倒的な知識量」が書き手には求められる

●[第二章] あなたの世界観や知識を上手に伝えるには?
全体像ができあがってから書きはじめる
抽象度の高い概念で体験的知識を括る
スコトーマのジレンマを解消する書き方とは?
スコトーマを外すための作文技術
一つのドキュメントにつきコンセプトは一つにする
優れた文章はパラグラフの最初にサマライズされている
一センテンスに動詞は一つが基本
書き方が上手くなる「チャート式トレーニング」

●[第三章] 論理的な文章の書き方
論理的とは、どういうことか?
論理的な文章にはトゥールミンロジックを使う
BQR論理でロジックを補完する
常にトゥールミンロジックを心掛け文章を書くこと
論理トレーニングで文章を鍛える

●[第四章] 小論文・エントリーシート・自己PRの書き方
用語を分解して定義せよ ~小論文の書き方~
結論をしっかりと先に決めておく
個人的な体験を入れよ
就職活動で困らない文章の書き方 ~エントリーシートなど~
エントリーシート用出題の具体例への対応

●[第五章] 小説の書き方
小説家を目指していては、小説家にはなれない
芸術性にこだわらず、娯楽に徹する
娯楽性を高めるための、書き方のヒント

●[第六章] 新聞の文章は参考になるか?
まず冒頭で立場を明確にせよ
ジャーナリズムとしての文章とはなにか
読者と密着に臨場感を共有できるか
通信社の名文も新聞社では駄文になる例
日本のジャーナリズムの未来を考える
新聞は「学びながら」読むことで書く力がつく

●[第七章] 日本の国語教育を考える
あまりにもあいまいな日本の国語教育
文法を学ぶことで、抽象度の高い知識が得られる
ディベートを必須にせよ

●[第八章] 書くための「感性」を磨け
書くことに重要な論理を超えるものとはなにか?
感性とはいったいなにか?
unselfish な(利己的でない)人になること

■著者プロフィール
苫米地 英人(とまべち ひでと)

1959 年東京都生まれ。脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・認知心理学者。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、カーネギーメロン大学CyLab 兼任フェロー、実業家。

上智大学外国語学部英語学科卒業(言語学専攻)。2 年間の三菱地所勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学。人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。後に、コンピューター科学の分野で世界最高峰のカーネギーメロン大学大学院に転入。計算言語学の博士号を取得(日本人初)。

帰国後、徳島大学助教授、株式会社ジャストシステム基礎研究所所長、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任する。現在、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、米国公益法人The Better World Foundation 日本代表、中国南開大学客座教授、全日本気功師会副会長、天台宗ハワイ別院国際部長。財団法人日本催眠術協会理事、TPI インターナショナル代表。

マッキントッシュの日本語入力ソフト「ことえり」など、多くのソフトを開発。三菱地所在職中の1989 年、ロックフェラーセンタービル買収では中心メンバーの1 人としてかかわった。オウム真理教事件では脱洗脳のエキスパートの立場から信者の脱洗脳や捜査に貢献。現在も各国政府の依頼で軍や政府関係者がテロリストらに洗脳されることを防ぐ訓練プログラムを開発・指導している。

近年は、能力開発の分野における世界的権威ルー・タイス氏とともに開発したプログラム「PX2」および「TPIE」の日本向けアレンジに着手している。日本での総責任者として普及に努めている。

定価:1,540円(本体1,400円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2011年11月15日(火)
  • ISBN:978-4-7973-6194-0
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:270
  • 付録:-

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