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レアル・マドリード vs FCバルセロナ 因縁の100年史

アルフレッド・レラーニョ:著者 / 上野 伸久、田岡 悠一:訳

ライバルとは何か。 レアル・マドリードとFCバルセロナ、世界最高峰のスペインリーグで100年来しのぎを削る2大クラブの歴史に迫るスポーツ歴史ノンフィクション。丹念な取材、豊富な歴史資料引用から、これまで語られなかった事実を掘り起こす。

「レアル・マドリードの設立者は、じつはバルセロナ地方の出身だった!」「両クラブ初のトラブルは1906年だった。じつに105年以上に及ぶ因縁を持ち続けている!」など、 因縁の100年史にふさわしい内容が満載の本書。

中央集権の威厳を誇るレアルと、独立心旺盛な地方都市の象徴バルサ。スペインという国の歴史を、それぞれの立場で背負いながら戦う両クラブ。100年ヒストリーを、今ここに――。

マドリード出身の父と、バルセロナ出身の母を持つスペイン人記者が、どちらかのクラブに偏ることなく、ほぼ中立の立場から書き、両クラブのファンだけでなく、イチサッカーファンにとっても興味深く読める。この2つのビッグクラブの因縁には、単なるサッカーの試合だけでなく、スペインという国の歴史的、社会的背景が大きく関係していることを再認識できる。

■目次:
1. レアル・マドリードの創設者はカタルーニャ人
2. 初「クラシコ」の勝者はバルサ
3. クラシコ史上初のトラブル
4. 1916年、最初の大騒動
5. 王の名を授かったレアル、不信感を抱いたバルサ
6. 7日間待った後に、バルサがリーグ優勝

定価:2,090円(本体1,900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2012年12月26日(水)
  • ISBN:978-4-7973-7025-6
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:512
  • 付録:-

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著者紹介

【著者】アルフレッド・レラーニョ
1951年、マドリード生まれ。土木技師高等専門学校と法学部で学んだ後、ジャーナリズムを志す。マドリードの公立ジャーナリズム学校を卒業。マドリードのスポーツ紙、マルカでジャーナリストとしてのキャリアをスタート。 著書には、『サッカー用語A‐Z』(日本未発売)、アルフレッド・ディ・ステファノの評伝『ボールよ、ありがとう』(エンリケ・オルテゴとの共著)、『誰にでもわかるフットボールの話』(日本未発売)、『1日1話 366のワールドサッカーストーリー』(日本未発売)がある。
現在、アス紙に毎日寄稿するかたわら、カデナ・セルのコメンテーターとして活躍中。

【翻訳】上野 伸久
1962年生まれ。千葉県警 通訳センターにて通訳要員を13年半務めた後、フリーランスで翻訳・通訳に従事。スペイン語の通訳・翻訳と英語の翻訳の両方をこなし、WOWOWで放映中のスペインサッカー「リーガ・エスパニョーラ」では監督、選手のインタビューの映像翻訳を担当。また、スカイパーフェクTV!のナショナルジオグラフィックチャンネル、ディスカバリーチャンネルなどでオンエアされる番組の字幕翻訳も手掛けた。

【翻訳】田岡 悠一
1981年生まれ。ニューヨーク市立大学ラガーディアコミュニティ・カレッジ卒。総合商社にて英語とスペイン語を用いた貿易業務及び海外営業(付随して通訳・翻訳業務)に携わる。現在は通訳・翻訳、貿易代行等を事業とする企業経営ならびに英語及びスペイン語の通訳・翻訳スタッフも兼任し、U-20女子ワールドカップや、ヨーロッパ各リーグのサッカーニュースの翻訳などに携わっている。

【監修】吉崎エイジーニョ
1974年生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒。「Number」(文藝春秋)、「週刊サッカーマガジン」(ベースボール・マガジン社)に連載を持つ。著書に、『オレもサッカー「海外組」になるんだ!!!』(パルコ出版)、『オトン、サッカー場へ行こう』(新潮社/ミズノスポーツライター賞最終候補作)、『日本VS韓国 ありそうでなかった! 日韓サッカー徹底比較』(ぱる出版)、翻訳書に、パク・チソン自伝『名もなき挑戦 世界最高峰にたどり着けた理由』(小学館集英社プロダクション)、「ジョカトーレ!ナガトモ」(竹書房刊)などがある。

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