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腹いっぱい肉を食べて1週間5㎏減!ケトジェニック・ダイエット

斎藤糧三:著者

暴飲暴食がたたって、でっぷりとした腹まわりが気になっている人も多いだろう。しばらくは肉を控えなければ……と思うのが普通だが、予防医学のエキスパートであり、「カラダクリニック」で栄養指導なども手がける斎藤糧三医師は、肉食ダイエットを推奨している。たとえば、斎藤先生が勧める「肉食ダイエットランチ」は、200gの重量級ビーフステーキに山盛りの生野菜サラダを添えたもの。どうしてこのボリュームで痩せることができるのか? 
「簡単に説明すると、糖質の摂取を控え、必要量のタンパク質をちゃんと摂ることで効率的に脂肪を燃やすことができるんです。ご飯やパン、麺類などには糖質が含まれており、体内に取り込まれると血糖値が上がる。すると、それを下げるためにインスリンが分泌される。インスリンの仕事は細胞内に糖質を取り込むことですが、その際、同時に脂肪をつくってしまう。つまり、インスリンが分泌されているうちは脂肪が燃えないのです」(斎藤先生)
糖質を摂らず、効率的な肉食を実行すれば、インスリンの分泌を抑えられるというわけだ。「肉はタンパク質と脂質で構成されているため、ほとんどインスリンが分泌されない。だから、量を食べても太らない。それにタンパク質は皮膚や筋肉を形成する重要な栄養素。タンパク質の摂取量が足りないと筋肉量が減っていき、基礎代謝も落ちてしまいます」(同)
こうして肉食を実践すれば、1ヵ月くらいで太りにくい体質に変わっていくという。だが、栄養のバランスが偏らないかと気にする人もいるだろう。3大栄養素のひとつである糖質を摂取しなくても平気なのだろうか? 「肉や野菜にも糖質は含まれているので、あえて摂らなくても大丈夫。日本人は“主食と副菜をバランスよく食べないといけない”と刷り込まれていますが、ご飯やパン、パスタなどはデザートと同じ嗜好品だと考えてほしいですね」(同)
実験的に焼肉店で「焼肉健康ダイエットプログラム」というイベントを行い、参加者15人に焼肉中心の糖質オフメニューを1週間食べ続けてもらったところ、10人が減量に成功。5kgも痩せた人がいた。あまりに好評だったので、現在はそのメニューを通常営業でも出しているという。

●肉食ダイエットのポイント:
大まかなポイントは以下の3点。
1. 赤身肉に代表される良質なたんぱく質をきちんと摂る。
2. 糖質を控える。
3. 体によい脂質を摂る。

■目次:
第一章 ステーキよりうどんが太る!? 
第二章 カロリー至上主義を捨てろ
第三章 油=高カロリーとして避けるのは間違い
第四章 運動しなくても脂肪は燃える
第五章 糖は摂らなくても大丈夫
第六章 1週間で効果あり! ダイエット・レシピ

定価:803円(本体730円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2013年4月16日(火)
  • ISBN:978-4-7973-7222-9
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:200
  • 付録:-

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著者紹介

斎藤糧三(さいとう りょうぞう)
1973年東京生まれ。日本機能性医学研究所所長。カラダクリニック銀座医療顧問。更年期障害の女性にテストステロンを使用した自律神経調整療法のパイオニアであった斎藤信彦(医学博士)を父に持つ。日本医科大学で産婦人科教室の助手をつとめた後、国内外のクリニックでの研修やワークショップを経て、包括的なアンチエイジング治療を確立。近年は、機能性医学に基づいた次世代のヘルスケアを提唱し、慢性疾病の根本治療モデルの確立と普及に尽力している。

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