SBクリエイティブ

プラットフォーム ブランディング

川上慎市郎、山口義宏:著者

アップルをはじめ、強大なブランドとなった企業がグローバル市場を席巻する一方、韓国や中国の新興ブランドにさえ敗北を喫し、苦戦を強いられる日本企業。 かつて「モノづくり大国」といわれたこの国は何をどこで間違えたのか?
eコマースやソーシャルネットワークなどのビジネスが世界中で隆盛を極めているが、「プラットフォーム」の活用という考え方そのものは、製造業をはじめ、より広範囲で応用可能なものだ。とりわけブランドそのものを「共創のプラットフォーム」として再定義することは、あらゆる製品がコモディティ(汎用品)化する時代に儲かるビジネスをつくり出す上で、欠かすことのできない。 かつての成功体験に縛られる日本企業を「次」のステージに導くために必要なアイデアとは何か。 顧客の心の中にそのブランドが提供する良い体験の知覚認識を形成し、市場競争力を高めるためにどんな戦略が必要か。

ビジネス誌記者を経て現在はビジネススクールでマーケティング領域の教員を務める川上と、ブランド戦略を専門とするコンサルタントの山口が次世代のブランドの作り方を語る。

■目次:
まえがき
序章 日本企業はなぜ負け続けるのか? ─ブランド戦略の「不在」と「失敗」
第一章 知らないと恥ずかしいブランディング基礎の基礎
第二章 「体験」が最高のブランドをつくる
第三章 体験価値を共創するプラットフォーム
第四章 進化するブランド戦略
第五章 顧客体験価値デザインとブランド戦略の実践
終章 日本企業はまた勝てるか?─「理念」から「スキル」へ
あとがき
 

定価:1,760円(本体1,600円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2013年3月28日(木)
  • ISBN:978-4-7973-7311-0
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:368
  • 付録:-

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著者紹介

川上慎市郎(かわかみ しんいちろう)
グロービス経営大学院准教授(マーケティング・アントレプレナーシップ領域)。1972年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、IESEビジネススクール(スペイン)IDFP修了。日経BP「日経ビジネス」誌記者として企業取材に携わった後、日本経済研究センター研究員を経て、複数のビジネスメディアのネットマーケティング戦略の企画立案やシステム設計・コンテンツ開発等に従事。その後グロービスに入社し、マーケティングやネットビジネス領域のプログラムや教材開発、ビジネススクールや企業向け研修での講師を務めつつ、ケースメソッドによる経営教育の方法論の研究や指導にも携わる。共著書に『グロービスMBAマーケティング改訂3版』(ダイヤモンド社)、『メディア・イノベーションの衝撃』(日本評論社)、『WEB2.0キーワードブック』(翔泳社)など。

山口義宏(やまぐち よしひろ)
インサイトフォース代表取締役。ソニー子会社にて戦略コンサルティング事業の事業部長、リンクアンドモチベーションでブランド・コンサルティングのデリバリー統括、デジタル・マーケティング・エージェンシーにてタブレットソリューション事業マネジャーを経て、2010年にインサイトフォースを設立。ブランド・マーケティング戦略の策定、商品・デザイン・CI・広告施策の支援、グローバル市場戦略・PDCAプロセスの定着支援を主業務とし、自動車・電機・通信・光学機器・エネルギー・化粧品・金融・製薬・飲料・食品・住宅・アパレル・小売り・放送など、消費者向けの大手企業を対象とした戦略コンサルティングを行う。共著書に『消費行動の「なぜ?」がわかる 実践講座ライフスタイルマーケティング』(宣伝会議)。

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