サイエンス・アイ新書
[Si新書]「ロウソクの科学」が教えてくれること
[Si新書]「ロウソクの科学」が教えてくれること
炎の輝きから科学の真髄に迫る、名講演と実験を図説で

マイケル・ファラデー/ウィリアム・クルックス(原著) 著
尾嶋好美(編訳) 編
白川英樹 監修
ISBN
978-4-7973-9748-2
サイズ
新書/フルカラー
ページ数
192
価格
1000円+税
出版日
2018/12/15
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1860年の暮れ、イギリス・ロンドンにある王立研究所の一角に、たくさんの少年少女、そして大人たちが集まりました。ある人の登場を今か今かと待っています。

その人は、当時69歳だったマイケル・ファラデー。「もしその時代にノーベル賞があったら、彼は幾度も受賞したはず」と異口同音に言われるほど、多くの業績を上げた化学・物理学者です。やがて現れた偉大な科学者は、1本のロウソクを手に、優しく、そして楽しげに語り始めました......。

この講演、"The Chemical History of a Candle"は書籍にまとめられ、世界的なベストセラーとなりました。日本でも『ロウソクの科学』として知られています。産業革命によって大きく時代が動いた当時と同じように、現代にも通じる知恵がつまった歴史的名著です。本書では、今までの国内翻訳書にはない、再現可能な実験の写真や図解を掲載し、完訳ではなく抄訳によって、話の流れをわかりやすくしています。

話中では、「ロウソクはなぜ燃えるのか?」「燃えている間、何が起きているのか?」という謎が解き明かされる過程で、空気や水、金属、生物といった、この世界を形作るものの仕組み、美しさもつまびらかにされていきます。化学や物理の知識が得られるだけでなく、面白い実験やエピソードを楽しみながら、科学的な思考法に触れられる1冊です。

●本書の内容
第1講 ロウソクはなぜ燃える?
第2講 ロウソクはなぜ輝く?
第3講 燃えてできる水
第4講 もう一つの元素
第5講 空気の中には何がある?
第6講 息をすることとロウソクが燃えること
付録 全6講で起こったこと


監修者
白川英樹(しらかわ ひでき)
筑波大学名誉教授。1936年、東京府(現・東京都)生まれ。小学校から高校卒業までを飛騨高山で過ごす。東京工業大学理工学部化学工学科卒業、同学大学院理工学研究科博士課程修了。工学博士。東京工業大学資源化学研究所助手、ペンシルベニア大学博士研究員、筑波大学助教授、同教授をへて、同学を定年退官。2000年、「導電性ポリマーの発見と開発」により、アラン・マグダイアミッド、アラン・ヒーガー両教授とともにノーベル化学賞を受賞。現在は子どもを含めた後進の育成に励んでいる。


編訳者
尾嶋好美(おじま よしみ)
筑波大学GFESTコーディネータ。東京都生まれ。北海道大学農学部畜産科学科卒業、同大学院修了。筑波大学生命環境科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。筑波大学にて、科学に強い関心を持つ小中高校生のための科学教育プログラムを10年間にわたって企画・運営。現在は「科学実験を通して、論理的思考力や自主性が養われる」という考えのもと、親子向け科学実験教室も実施している。著書は『「食べられる」科学実験セレクション』『家族で楽しむおもしろ科学実験』(サイエンス・アイ新書)など。


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