フットサルは、サッカーのスライディングタックルのような接触プレーが禁止されているので、子供や女性、中高年者でも参加しやすい競技です。
フットサルとサッカーの大きな違いと言えば、まずは競技人数でしょう。サッカーはGK1人・フィールドプレイヤー10人の計11人を1チームとして競技を行うのに対し、フットサルはGK1人・フィールドプレーヤー4人の計5人でチームを構成します。もうひとつ、見てすぐにわかる違いに、ピッチの広さがあります。サッカーでは最大74m×110mと広いピッチを使用しますが、フットサルのピッチは最大22m×42m。フットサルでは、ピッチサイズに合わせてゴールのサイズも2m×3mと小さなものを使います(サッカーのゴールは2.44m×7.32m)。ボールもサッカーボールよりやや小さく、あまりバウンドしないようになっています。
このようにフットサルでは、サッカーの約1/9の広さのピッチ内に、サッカーの約1/2の人数のプレーヤーが存在して競技を行います。サッカーよりもプレーヤーが密集した状態になるため、上級者の試合では高度なテクニックのプレーが見られます。その一方で、フットサルのルールには、オフサイドなし、自由に選手交代可能、ショルダーチャージやスライディングタックルといった接触プレーは禁止などの事項が定められているので、子供や女性、中高年者でも参加しやすい競技ともなっています。