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先入観はウソをつく

武田 邦彦:著者

常識や定説を疑い柔軟な発想を生む方法

「先入観」にとらわれるな!
一般の人はおろか、マスコミや専門家までとらわれやすい「先入観」。
物事の判断に役立てるために先入観をどう外すか?
「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)でおなじみ武田先生がなるほど解説!
マツコ・デラックスとの対談収録
だから人当たりよさそうな人に騙される!
マツコ・デラックスとの対談収録!

私たちは経験と知識から「先入観」をもって物事を判断しがちです。
人間の本能として事実や根拠に立脚せずに間違った先入観を持ちやすいこともあり、
振り返れば思い込み(固定観念)に過ぎなかった、ということはよくあります。

また常識や定説とされていることには、
報じる側のマスコミや教育現場(専門家)も陥っている先入観(固定観念)の影響もあったり、
空気を読んだり、同調したりする日本人特有の問題もあったりして、
真実とかけ離れていることがよくあります。
同じ先入観をもって見ることを助長する世の中でもあります。

物事を本来どのようにとらえて(見て)、判断するかは、
人間にとって時に生存もかかった大事な問題でもあります。
正しい判断ができれば、それだけ、言論の信ぴょう性、
問題の本質や焦点などが正しくつかめ、理解や決断をよりよいものにします。

そのためには人間の本能とも言える先入観を
いかに「外していく」が日常生活で大切になります。
しかし、日本では学校等でなかなかそのような訓練を受ける機会がないのが現状です。

本書は、先入観にとらわれやすい人間の本能から、
同調圧力等で疑うことをしない日本人の傾向、
空気などをつくり思考停止に陥らせるマスコミの本質、
事実や真理を追究すべき専門家の怠慢などを踏まえ、
どうすれば物事を正しく判断できる(先入観を外せる)かを
豊富な事例とともに警鐘もこめて
理系的目線で一般の人にわかりやすく解説していきます。

■目次:
プロローグ 根拠なき先入観に騙される現代人
第1章 必要でもあり妨げにもなる「先入観」の正体
第2章 世界と異なるニッポンの常識・非常識
第3章 日本人が陥りやすい科学の間違った先入観
第4章 マスコミや専門家の言うことに疑う癖をもつ
第5章 欧米型思考が歪めた男女間の先入観
エピローグ 先入観を外すと柔軟な発想が生まれやすい
巻末対談 マツコ・デラックス×武田邦彦「世の中にはびこる先入観とは何か」

定価:880円(本体800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年2月7日(火)
  • ISBN:978-4-7973-8918-0
  • サイズ:新書/1色
  • ページ数:192
  • 付録:-

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著者紹介

武田 邦彦(たけだ くにひこ)
1943年東京都生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業に入社。同社ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て、2007年より中部大学教授。テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)、CS番組「虎ノ門ニュース8時入り! 」 「現代のコペルニクス」(DHCシアター)などに出演中。著書に 『ナポレオンと東條英機 理系博士が整理する真・近現代史 』(ベスト新書)、 『「正しい」とは何か?』(小学館)、『身近な科学50のウソ』(PHP文庫)など多数。

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