ただいま全国の書店にて、「発達障害関連新書フェア」を開催中です。上に掲載した「選び方チャート」をA4パネルにして書店に設置していますので、あなたにぴったりの一冊をぜひ見つけてください。
このフェアの開催を記念し、選び方チャートに掲載したSB新書の第1章がまるごと読める「増量試読版」を用意しました。発達障害の当事者やその周辺の方々はもちろん、発達障害への理解を深めたいという人は、ぜひ読んでみてください。
増量試読版・公開タイトル一覧
『子どもの発達障害』
『学校の中の発達障害』
『発達障害の子どもに伝わることば』
『知的障害と発達障害の子どもたち』
『境界知能の子どもたち』
『発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法』
『発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン』
『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』
『愛着障害と複雑性PTSD』
>公開期間:2024年11月30日(土)まで
各書籍の紹介
『子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと』
「『友達と仲良く』と言ってはいけない」「『せめてこれくらい』はNGワード」「宿題は百害あって一利なし」など、「発達障害」当事者の親にしてみるとぐっと心に刺さることを笑顔でおっしゃる本田先生。ただし、その解説をうかがうと非常に腑に落ちて、合理的で、子どもの発達に不安や悩みを抱える親御さんには、目からウロコの本になると思います。親や支援者たちの認識をコペルニクス的に変える! 新たな知見を授け、支援の意味に気づかせる一冊です。
『学校の中の発達障害 「多数派」「標準」「友達」に合わせられない子どもたち』
小学校以降の発達障害の子の場合、学校生活の中で経験するストレスなどが要因となって、不登校などの問題が生じることも少なくありません。発達障害の支援で、最も重要なことは二次障害を予防すること、そして、二次障害が生じたときにその悪化を防ぐことです。とはいうものの、学校とは「多数派」「標準」「友達」に合わせるべき最たるところ。いったいどうやって、発達障害の子は学校と折り合いをつけていけばいいのか、じっくり考えていきたいと思います。
『発達障害の子どもに伝わることば』
「ちょっと待ってね」は待ってくれないのに、電子レンジのチンは待てるのはどうして? 「ダメでしょ!」「もうやめて」と言っても、困った行動を繰り返すのはどうして? ことばとコミュニケーションの発達と、発達障害の特性を持つ子どもたちに伝わる声かけ・コミュニケーション。療育や医療の現場出身の研究者が深掘りし、ちまたに出まわる誤解と偏見を解消します。発達障害のわが子を持つ保護者の方々はもちろん、子どものコミュニケーションに悩むすべての人に贈る、気鋭の専門家、初の新書。4人の専門家が寄稿したコラムを併録。
『知的障害と発達障害の子どもたち』
「知的障害×発達障害」。これは、最新のDSM-5(米国精神医学会の精神疾患の診断分類)では「神経発達症」と定義づけられているものです。この2つの障害が重なることで、どんな特性が生まれるのか? 早期に発見・支援することで、どんな大人になっていくのか? 今、注目を集める「境界知能」についても言及していきます。
『境界知能の子どもたち』
日本人の7人に1人! 「普通」でも「知的障害」でもないはざまの子どもたち──境界知能の子どもたちは、一見すると普通の子に見えます。「普通」の子に見えるのに、「普通」ができないのです。「授業についていけない」「友達とうまくつき合えない」「感情コントロールが下手」……そんな困りごとがあれば、子ども本人のやる気や性格のせいだと片づけるのは早計かもしれません。
『発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法』
発達障害について広く認知されるようになり、自分も発達障害かもしれないと医療機関を訪れる人も増えてきました。そんななか多くなっているのが、徴候はあるものの診断には至らない「グレーゾーン」です。診断には至らないとはいえ、じつはグレーゾーンのほうが生き辛いという研究もあり、最近注目されています。本書は、こだわり症、疑似ADHD、社会的コミュニケーション障害、不安型愛着スタイルなど、タイプ別に発達障害未満の生きづらさの傾向とその対策について解説します。
発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン
ときには障害以上に生きづらさを抱えやすいグレーゾーン。グレーゾーンの人がうまくいくためには、特性の理解とともに自分を生かせる「生き方」を身につけることがカギを握ります。本書はグレーゾーンに多い睡眠や生活リズムの問題から、不安や回避、自己肯定感の低下、愛着障害やトラウマの克服まで、本来の自分とつながるための究極のアプローチを紹介します。グレーゾーンだけでなく、生きづらさを感じるすべての人に役立つ一冊です。
『発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』
発達障害には、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)などの種類がありますが、それらの種類が重複している人が、実はかなり多くいらっしゃいます。そうした重複例は、適切に理解され、対応されていないケースがよくみられるのです。発達障害の重複をくわしく知っておくと、発達障害の人の行動や心理がより正確に、よりくわしくみえてきます。
『愛着障害と複雑性PTSD』
生きづらさを紐解くうえで、かかせないのが「愛着障害」と最近の研究で認められた「複雑性PTSD」です。たとえば、最近増えている「発達障害グレーゾーン」の人をみるとこれらの2つの障害のどちらか、もしくはどちらも抱えている人は多数います。グレーゾーンに限らず、現代人の生きづらさに愛着障害と複雑性PTSDがおおいにかかわっているのです。本書では、生きづらさの背景にある愛着障害と複雑性PTSDについてわかりやすく解説し生きづらさの克服法を提示します。