確かな力を身に付けられる、学び、考え、作る授業

デザインはすべての人が必ず上達できます。センスは一切必要ありません。センスに自身がない人、美術学校で学んだ経験のない人、大歓迎です。本書では基礎の基礎から1つずつ丁寧に、「魅力的なデザイン」「伝わるデザイン」の作り方を解説していきます。
レイアウト、写真、配色、文字

紙面を構成する主な要素である「レイアウト」「写真」「配色」「文字」の基礎知識や使い方を、個別に丁寧に解説します。一見すると複雑で難しそうなデザインも、個別に見ていけば意外とシンプルであることがわかります。デザインには、誰でも実現できる「基本のルール」があります。
さまざまな「デザインの表現」

一口に「デザイン」といった場合でも、表現したい内容や、伝えたいメッセージは千差万別です。本書では実に多彩なデザインの表現手法をたくさん掲載しています。見て楽しみながら学ぶことができます。写真の置き方一つ、文字の置き方一つで大きく変わる「紙面の見え方」を体験してください。
奥深き文字の世界

レイアウト技法や写真、配色と比べ、文字・文章はデザイン制作において少し地味に思えるかもしれません。しかし、文字・文章はデザイン表現において非常に重要です。本書を通じてぜひその一端を体感していただけると嬉しいです。ちょっとした調整によって紙面のクオリティは格段に向上します。
「図で伝える」という手法

みなさんの「想い」や「伝えたい情報」などは「言葉」以外の方法でも伝えることができます。情報を図式化する手法のことを「インフォグラフィック」や「チャートデザイン」といいますが、本書ではこれらの基本的な手法についても紹介しています。見せ方次第で情報の印象が大きく変わることが学べます。
総合演習で実力を養う

本書の第8章では、さまざまな活用シーンを例に、実践演習を行います。この章を読む際は、ただ読むだけでなく、みなさん自身で考え、そして実際に作りながら楽しむことをお勧めします。「デザインにはルールがあり、そのルールは誰もが自由に活用できる」。このことを体験できる授業になっています。