発売日 2012年08月11日(土)

のうりん 4

著者名:白鳥士郎(著者) 切符(イラスト)

¥620(税別)

ISBN:
978-4-7973-7135-2
サイズ:
文庫
ページ数:
328
付録・付属:
-

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著者・白鳥士郎

イラスト・切符

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  • 舞台を農業高校から農村(過疎)に移してのドタバタ

    5.0
    親カッパ

    農業を舞台にラノベが展開するすごい本の4巻目しかし、この作者、入念に資料集めをしているみたいで農村の記述も現実に即しているだけにキャラクターとのギャップだけでも楽しめる内容になっています。この巻は、夏休みのできごとを中心に展開しています。ちょっと小手調べというか小作品として、地デジテレビをゲットするためにビジュアル系バンド(でもやっぱり牛以下な人が一名)をやるという話から入っています。 夏につきものは「台風」農家にとっては大切な作物を根こそぎだめにしてしまう台風との戦いが毎回ながらに「壊れています」 そしてこの巻のメイン。過疎の村に帰ってみるとなんだか都会にそまった姉が「農村で婚活!」プロデュース。で婚活といえば、アラフォーで独身(毒女)壊れたベッキーが壊れ放題で痛すぎて笑えます。そして、農村ならではの問題(膿と言った方がいいのでしょうか)を背景におなじみのキャラクターが暴れ回っています。都会人が持つ、「自然が豊富」というイメージと、過疎の農村の息詰まるぐらいの閉鎖性の対比、そしてこれまた婚活という都会と農村では全く意味合いが違うものの対比というのをうまくラノベの題材として取り上げる度胸というか、技量は、あっぱれだと思います。登場人物は、故郷と言うこともあり、一旦都会に逃げたもののなぜか農村に戻ってきている「とんでる姉貴」や村長などの存在は、まさに農村の縮図。そしてごちそうが、刺身、そして砂糖というのがまさに田舎の贅沢料理そのものというのが懐かしいです。# 少し前まで、志賀高原でスキーに行ったときの贅沢料理が# やはり刺身だったのを思い出してしまいました。。真っ正面から扱うと、救いようもなく暗いラノベになってしまうのを身重と偽った幼なじみ、そしてそれを黒い炎を出しながら無言の圧力をかける、元アイドルとしびれるぐらいのギャップでぐいぐい読み進めます。このギャップの深さがたまらないこの巻、どっちの方向に話が進んでゆくのかは見えないのですがよくできていると思います。おすすめです

  • 作者の本領発揮

    5.0
    ハバキリ

    いつもの過剰なパロディは控えめで真面目な農業や地方の農村の話が主題です。冗談のつもりで送ったメールが村一つ巻き込んだ大騒動に発展し、それに絡んで今まで語られなかった主人公である耕作の過去が明らかに。馬鹿騒ぎに加わるサブキャラクター達が今回は序盤に登場するのみで、そこからは主人公とヒロインである林檎と農、そして農の姉妹である士・工・商を軸に物語が進みます。耕作と農が一緒にいるところを見て林檎が悪鬼の形相で嫉妬する場面や、双子の姉妹の工と商の可愛らしさに顔を綻ばせていたら終盤で一気に物凄く重い話に。数年前に地方や農業がメディアに持て囃され、若者が地方で農業に従事するもすぐに辞めて都会に戻るという話が一時期多くありましたが、この巻ではそれを含め現実の過酷な農業と農村の実態を書いています。また、田舎の人は大らかで優しいといった幻想を抱いている人達も多いですが、実際は人間の集団である以上差別や排他的な面も当然あります。主人公の耕作の過去が明らかになる際それらが大いに関わってきて、普段ちょっと気持ち悪いアイドルオタクだけど穏やかな彼の愛憎入り混じった複雑な面が垣間見えるのが新鮮でした。3巻までは農業の薀蓄が多い印象でしたが、今作では今までより強く農業従事者の厳しい現実を書いていると思います。しかしそれだけの重い話を描きつつも、しっかりと笑いや楽しさを提供しているのも特筆すべき事です。重いシリアスな話のオチに6ページを丸々絵に費やしてTV版マク◯スFの迷台詞のパロを持ってきて、その上に「普通こうなるよね?」というネタ元に対するツッコミで締めているのには思わず吹き出しました。パロディが目立ちますが作者の独自のギャグが際立っていて、農業との両立が上手くできている印象です。その他にもやたら食欲をそそる駅弁の描写があったり、地方の文化風習を丁寧に書いていたりとしっかりとした取材に裏打ちされた面白さも。元々主白い作品ですがより良くなっていると思います。次巻では世界の農業を学んで大きく成長した継が描かれるようで期待が高まります。そう遠からずアニメ化しそうです。

  • 世に農村十難題有り!

    5.0
    助六座

    「アラミス海軍と田茂農林に不可能は無いッ」………アラミス海軍について知りたい方は『蒼海ガールズ!』をお読みください。リアルな農とラノベを合体させた『のうりん』もあっという間に4巻目。アラフォーが遂に禁断の奥義アラフォーディメンジョンを本編で炸裂させます。なおブログでの技の内容と違うのはお約束。だめだアラフォー! バブリーな話題はコンカツでは禁句なんだ!今回のテーマは農村の過疎化と嫁問題と農村イベントです。後継者問題とセットである嫁問題。閉鎖的な村が最も不得手な外部を受け入れるイベント。この業の深い難問にどう挑むのでしょうか?しかし、重い過去を背負う主人公はラノベのお約束とは言え、その重い過去を結婚式の口上で紹介されると言うのは前代未聞なんではなかろうか。とまあ重いと言えば重い話題ですが『のうりん』にはあんまり関係ありません。いきなり表紙を持って行った中沢四姉妹を筆頭に、一応けいおんのふりをしたDMCだったり水着回だったり女の戦いだったり絶・天狼抜刀牙だったりフロンティアだったりします。ネタにする事はあれどイラスト化されるのは『のうりん』くらいでしょうね。一部に熱狂的な支持を集め「リーバン!リーバン!」が期待されたぽっちゃり林檎は登場しません。念の為。

すべての11つのレビューを表示

  • みりあ

    今のところ一番お気に入りの巻。明らかに以前とは雰囲気も毛色も違っている物語。まず第一に、連作短編では無くて、一応は話の繋がりがある、というのがある。そして個人的には、農派であった、というのも大好きな巻になったと言う理由になる。あとラブコメ感が増したこと?―今回のテーマ・今現在でも問題になっている事は、多分田舎の方の農業の実態、みたいな所である。何となく、三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」を思い出した。まあ色々あるわな…著者が、いつもよりも時間をかけて作っている感じがありありと伝わり、本当に良かった。 続きを読む

  • shin

    耕作と農は林檎と共に里帰りし、町おこしに参加する中で耕作の過去も垣間見える4巻。そうきたかと初っ端からAKB40にはしてやられた。農村に大きく仕掛ける士姉さんに、大事な局面をひっくり返した工、商にと農の家族も個性的だった。農村の問題は自分の地元も田舎寄りなため、今のままじゃダメなのかもな…とふと課題意識を覚える内容だった。深刻さも吹っ飛ぶ衝撃だったのはマクロスな僕の翼発言からの挿絵3連続。こんな見せ方アリか!と笑わずにいられなかった。個人的には田舎の故郷に対する辛さも良さもしみじみ感じられたお話でした。 続きを読む

  • KUWAGATA

    今回は農業というよりも農村に焦点を当てた話でした。過疎化高齢化農業離れ、それに対抗する田舎の取り組み。都会人の田舎に対する非現実的な思い込み。理想の農業、農協に頼らざるを得ない現実…、おっと、ずいぶん深刻な書物の読後感みたいになってしまいました。まあ、そういう真面目な問題に真っ向から取り組みつつも、相変わらず最高に楽しく、最高にお下品な内容に大満足です。次回は私のイチオシ良田さん回とのことで、今から五巻が楽しみです! 続きを読む

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