スマートフォンのためのUIデザイン
ユーザー体験に大切なルールとパターン
ユーザーがつまずくことなく自然な操作で目的を実現できるようにするには何を知っておくべきか。UIをどのようにデザインすべきか。iPhoneアプリ、Androidアプリ、スマートフォンサイトを対象に、定番のUIコンポーネントをパターン化して解説。
●本書「まえがき」より抜粋
ユーザーとスマートフォンの接点であるUIは、新しい体験や価値を感じてもらうためのものとしてだけでなく、ユーザーがつまずくことなく自然な操作で目的を実現でき役割を果たすものとして、デザインしなくてはなりません。 しかし、これは簡単なようでとても難しいことです。例えば、用途に合わないUIが使われていたり、iPhone(iOS)やAndroidというプラットフォームの標準デザインに沿っていなかったりと、自然で使いやすい操作ができない要因は様々です。この問題を解消する手段の1つとして考えられるのが、ユーザーがいつも見慣れて使い慣れた定番のUIを、デザインのベースにするということです。そのためには、定番のUIのラインナップと、それらの特徴を知ることが大切です。
本書は、スマートフォンアプリやサイトをデザインするうえで必要な、基本的なUIをコンポーネントごとにパターン化して紹介します。デザイナーはもちろん、ディレクターやエンジニアなどスマートフォンのサービス開発に係わるすべての人に役に立つ内容です。
第0章、第1章では、スマートフォンのUIをデザインするうえで押さえておくべき基本事項や、UIをコンポーネント化して考えるために必要な画面パターンや画面遷移の考え方を説明します。第2章~第7章ではUIを用途別に分類して紹介し、第8章~第10章ではアプリケーションやサービス全体のデザインで欠かすことのできないアイコンやモーションをパターン化して紹介します。
■目次:
Chapter 0 はじめに
Chapter 1 画面パターン
Chapter 2 基本UIコンポーネント
Chapter 3 ナビゲーションとコントロール
Chapter 4 リスト
Chapter 5 フォーム
Chapter 6 通知とメッセージ
Chapter 7 情報のビジュアル化
Chapter 8 アイコン
Chapter 9 モーション
Chapter 10 ビジュアルデザイン