
キャラクターを描くうえで最も重要なのはデッサンだと考えています。デッサンが正確ならばラフや線画で迷うこともなくなります。キャラクターイラストを描くために知っておくべき身体構造とアタリの描き方を学び、しっかりとしたデッサンを目指せるようにしています。また、どうしてそのような形になるのかなどの解説やNG例、注意すべきポイントも盛り込み、もう一歩レベルアップするためのアドバイスや、細かい身体の構造についても記事としてまとめることで、中級者以上でも深い理解ができるような作りになっています。
顔

美男美女の顔にはある程度の法則があります。美しいとされる標準的な顔の比率をおさえてから、様々な角度の顔の描き方を紹介します。
目

顔の中で最も重要なパーツです。この出来で顔のクオリティが決まるといっても過言ではないほど大切です。目は、絵柄によってどれだけリアルに描くかが変わりやすいパーツです。目の構造はイラストを描く際には省略される部分です。
瞳の塗り方

瞳は特にいろいろな塗り方があり、セオリーはありません。要素を瞳孔、虹彩、ハイライトの3つに分けて好きにデザインをしましょう。虹彩や瞳孔が大きいと可愛らしい印象を、逆に小さいと恐い、厳しい印象を与えます。
髪の構造

「キャラクターを描くときには目の次に気を遣え」と言われるほど重要なパーツです。綺麗な髪は美男美女には欠かせません。綺麗な髪を描くためにはとにかく綺麗な線を引くことが重要になります。細心の注意を払い、丁寧に描きましょう。
肩の構造

一筋縄ではいかない複雑な構造をしているうえ、自在に動く腕が難易度に拍車をかける上半身最難関のパーツです。肩関節の構造と、筋肉の形の理解が重要です。三角筋と肩幅の比率は1:2です。
股関節

足の位置や向きを決める重要なパーツです。さらにお色気担当「お尻」に繋がるパーツなので、難しいながらも楽しさもあります。真横から見た場合、お腹より前に出ないようにします。脚とのつながりをわかりやすくする文字通りの「関節」。角度が変わっても描き方は一緒です。