
神曲奏界ポリフォニカ ウェイワード・クリムゾン <クリムゾンシリーズ1>
彼女は可憐で。勝手気ままで。――全く容赦が無い。
早く起きて、
朝飯を作れ
……出来たか?
精霊が力を持つ世界があった。
彼らは神曲楽士の奏でる楽曲を糧とし、さまざまな力を発揮する。
そんな精霊たちと契約し、彼らを操ることのできる者は
『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれていた。
新米神曲楽士のタタラ・フォロンは、
キュートで最強の精霊コーティカルテと契約をしてはいるものの、
安定した神曲が扱えず未だに見習い楽士。
そんな彼に、精霊の放つ力“精霊雷”を集める初仕事が舞い込んだ。
張り切るフォロンに、普段は何かとうるさいコーティカルテも、
この時ばかりはなにも言わず素直に協力してくれたのだが……。
榊一郎の奏でる、ファンタジーな楽曲が、いまここに響き渡る!