発売日 2019年07月12日(金)

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語7

著者名:サトウとシオ(著者) 和狸ナオ(イラスト)

¥600(税別)

ISBN:
978-4-8156-0016-7
サイズ:
文庫
ページ数:
296
付録・付属:
-

購入する

全国の書店、または以下のネット書店よりご購入ください。

※書店によって在庫の無い場合、お取扱いの無い場合があります。予めご了承ください。
※各ネット書店での詳しいご購入方法は、各サイトにてご確認ください。

紙版を購入

電子版を購入

著者紹介

著者・サトウとシオ

イラスト・和狸ナオ

サポート情報

サポート情報はありません。ご不明な点がございましたら、こちらからお問い合わせください。

Twitter

Unable to load Tweets

  • 主人公ロイドの影が薄い、サブキャラの掘り下げと裏で進行する物語で読ませる「つなぎ」の一冊。

    3.0
    ヤボ夫

    自分の実力をウルトラ過小評価している少年に周りが振り回され、全てが勘違いと思い込みで進行する人気シリーズ・第7巻。物語はアスコルビン自治領の領主であるアンズ・キョウニンがアザミ王国へと赴く場面から。自治領領主を選ぶ武術大会「霊峰の儀」を前に門下生たちがライバルとなる部族から一服盛られてしまった事で助っ人を連れてくる他なくなったアンズが思い出したのがロイドをはじめとするアザミ王国の面々。一方アザミ王国の士官学校では戦士の修行の聖地として知られるアスコルビンから特別講師が来て稽古を付けてくれるという話題が盛り上がる事に。特に「弱い自分はいつも軽めの稽古しか付けて貰えない」と思い込んでいるロイドはこの機会に強くなる稽古を付けて貰うんだと大張り切り。アザミにやってきたアンズはさっそく「ドラゴンスレイヤー」という誇大広告に近い評判が立っているアランの腕を試そうとするが、そこにメルトファンが現れた事で自体は思いもかけない方向へと転がりやがてセレンやミコナといった面々を巻き込んだ追いかけっこが始まってしまう……うーん……面白いのは面白いのだけどこの巻に限って言えば「つなぎ」以上では無かったかな、と。シリーズ始まって以来、初となる「引き」で終わっているのでどうしても不完全燃焼感が拭えなかったというか。自分の実力をどうしようもなく過小評価しているロイドを初めとして登場人物が壮大に勘違いや思い込みをやらかしまくって話がどんどんズレた方向へ展開していくという持ち味は十分発揮していたんだけど、「引き」で終わってオチが綺麗につかないとそのズレた展開が綺麗に収まるカタルシスも弱くなったという感じ。ストーリーの方はアスコルビンの女領主で剣の達人であるアンズが一服盛られた門下生の代わりに領主選びの武術大会に参加する助っ人としてロイドたちアザミ王国の士官学校生をスカウトするのだけど、ライバル部族たちの裏ではコンロンの村のアルカ村長にライバル意識を抱くユーグの策謀が動いており……というのが主な流れ。アスコルビンにやってきて修行を受けるロイドたちの様子は「たとえばアインシュタインに教鞭を振るう教師の様な心境」という章タイトルそのままで、ロイドの桁違いの破壊力が戦士の気風より観光客誘致を優先する様になったアスコルビンの百名所を破壊しまくったり、その裏でユーグが押し進めていた「文明進化」のための策謀を破壊しまくったりといういつもの展開。全体的にはアンズのライバル部族のトップ連中、特に筋肉ダルマのタイガー・ネキサムのコテコテぶりで押し切ろうとした様な印象……というか序盤のメルトファンといい、今回登場する男性キャラが脱ぎまくり。どこのどういう需要を狙ったか知らないけど非常に暑苦しいネタが飛び交う事に。ただ、ネタで力押しをしているばかりという訳でもなく、今回は影が薄いロイドの代わりにサブキャラの、特に前回母親と再会を果たしたフィロの掘り下げ回となっているのが特徴。実力では勝っている筈のアンズに不覚を取ったり、どうにもスランプ気味なフィロが格闘家として自分自身を鍛え上げている意味を見失った状態からどう立ち直っていくかを追っている。サトウとシオは構成力で読ませるタイプの作家だと思っていただけにこういうキャラクターの掘り下げも描ける作家だったのかと些か意外な印象を受けた。ただ、このフィロの掘り下げに頁を使い過ぎたのかロイドの影が薄い。相変わらずハチャメチャな実力のお陰で周りを振り回すのだけど、ストーリーの軸には関わらない。いや、終盤でようやく動き出す次回に繋がる部分では関わってくるんだけど、最後の50頁だけだとどうにも中途半端というか。この巻ではアルカ村長やユーグといった物語世界の裏側を知っている面々がかなり大きく動き始めたし、この終盤の展開もそこに繋がるのだけど「引き」では食い足りなさが残る。いつもの「勘違いとすれ違いによるドタバタ劇」に加えてサブキャラの掘り下げみたいな新しい取り組みを見せてくれたのは良いのだけど、「次回に続く」という終わり方ではカタルシスがどうにも弱い。できれば次の巻はそう期間を置かずに刊行されれば良いのだが……

  • どうしてここで切った?

    4.0
    lutepatious

    このシリーズ初の続き物巻です。そしてロイド達のギャグ話はいつも通りですが、アルカ村長(本人は出番はちょっとだけ)の研究所絡みの話が強くなりました。話の筋的には3-4巻ぐらいの続き物になりそうな序盤で突然この巻は終わりです。

  • 疲れた時に

    4.0
    manjyuukowai

    気軽に読み流せる作品です。お約束な展開の連続ですが、それだけに、人物のキャラクターを味わう余裕を持てます。

すべての10つのレビューを表示

  • 真白優樹

    修行の聖地へロイド達が修行に行く中、統治を巡る試練に巻き込まれ、魔王と出会う今巻。―――本当の想いに気づく時、憧れに並ぶ為の本当の修業が始まる。修行の聖地をド派手に破壊したり勘違いを積み重ねたりと相変わらずの大騒動、そんな中でスランプだったフィロが光を掴む中、世界の秘密が大きく明らかとなる今巻。初めての続き物であり、後編に向けての期待が高まる巻であり意外な世界の秘密が全ての種明かしへの期待をさせてくれる巻である。あの言葉も登場し意外な繋がりも見える中、試練の行方とは。 次巻も早く読みたいものである。 続きを読む

  • niz001

    フィロ巻?今巻の犠牲者アンズ様、アランとユーグはいつもなんでw。置き去りの二人が合流目指したところで次巻へ。 続きを読む

  • なぎ

    修業の聖地であるアスコルビン自治領に修業をしに行くことになったロイドたち。その裏で自分の計画の為にアスコルビン自治領を利用するユーグ、黒幕だけどロイドが関わるとお茶目キャラになっちゃいますね(笑)ロイド達の規格外の強さに振り回されるアンズが面白かったです。さすがラスダンだけあってレンゲとネキサムの癖が強い!今回のメインヒロインはフィロでしたね、迷いも吹っ切れて新たに自分の気持ちを自覚してこれからが楽しみなキャラです。サタンの登場でまた物語が動きそうな予感、続きが待ち遠しいです。 続きを読む

すべてのレビューを読む