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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

佐伯さん:著者 / はねこと:イラスト

藤宮周の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。
自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。
家族の繋がりに飢え、次第に心を開いて甘えるようになる真昼と、彼女からの好意に自信を持ちきれない周。素直でないながらも二人は少しずつ距離を縮めていく……
「小説家になろう」で絶大な支持を集める、素っ気なくも可愛い隣人との甘く焦れったい恋の物語。

定価:660円(本体600円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2019年6月15日(土)
  • ISBN:978-4-8156-0248-2
  • サイズ:文庫
  • ページ数:280
  • 付録:-

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藤宮周(ふじみや あまね)

主人公。進学して一人暮らしを始めた高校一年生。家事全般が苦手で自堕落な生活を送っている。ぶっきらぼうで友人も少なく、自己を卑下しがちだが、優しく思いやりのある性格。

椎名真昼(しいな まひる)

周のマンションの隣人でクラスメイト。学校一の美少女で、品行方正、成績優秀。学校ではいつも微笑みをたたえ天使様と呼ばれているが、普段の姿は素っ気なく、若干毒舌。周と同じく一人暮らしで、家事は完璧にこなしている。

……なにやってるんだ」
なるべく素っ気なく声をかけると、水分でずっしりと重くなっていそうな長い髪を揺らして、こちらを向く。
今までまったく関わりのなかった人間からの接触に、カラメル色の瞳にうっすらと警戒が滲んだ。
「藤宮さん。私に何かご用で?」

「熱を測っておいてください」
「ん」
シャツの前を開けて体温計を取り出したところで、真昼がばっと顔を逸らす。
「私が部屋を出てからにしてくださいっ」
声をほんのりと荒らげた真昼を見れば、うっすらと頬が赤くなっている。

「じゃあ作り始めますので、あなたはリビングで待つなり部屋で待つなりしていてください」
(……なんつーか、奥さん持った気分)
「……何か変な事考えてません?」
「妙な憶測はやめろ」

扉の向こうに広がっていたのは――ベッドの縁に背中を預け、クッションを膝に抱えている、美少女の姿。
それも、瞳を閉じて一定のリズムで小さな呼吸を繰り返す……有り体に言えばうたた寝をしている真昼の姿だった。
「あらやだ周ったら、こんな可愛い彼女作っちゃって!」

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著者紹介

佐伯さん
『旦那様は魔術馬鹿(ワーカーホリック)』で第4回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞にて《大賞》を受賞。
他の作品に、『転生したので次こそは幸せな人生を掴んでみせましょう』、『最強魔法使いの弟子(予定)は諦めが悪いです』(PASH!ブックス)、『腹ぺこな上司の胃をつかむ方法~左遷先は宮廷魔道師の専属シェフ~』(カドカワBOOKS)がある。

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