発売日 2020年02月14日(金)

りゅうおうのおしごと!12

著者名:白鳥士郎(著者) しらび(イラスト)

¥650(税別)

ISBN:
978-4-8156-0533-9
サイズ:
文庫
ページ数:
400
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・白鳥士郎

イラスト・しらび

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  • 「のうりん」の続きは、おそらく出ない。

    4.0
    どるが

    奨励会編のクライマックスではあるけれど、いまいち熱量不足。病人に無茶をさせればいいというもんじゃない。竜王の帝位戦も、何か「竜王は人間じゃないくらいスゲー」で片付いてしまう感じで、そろそろネタ切れ感が見えています。面白いことは間違いなく面白いのですが。というわけで、そろそろ「のうりん」の続きが読みたいと思ってたところですが、「あとがきに代えて」で本作以前の作品を「流行の二番煎じ以下のもの」と自分で斬って捨てちゃってます。のうりん、ものすごく面白いんだけどなぁ・・・間違いなく傑作だと思うんですけれどね。6巻以降の本作よりも、のうりんの方が勢いがあったと思うのですが。作者がそんな認識なら、もう続きは出ないっぽいなぁ。

  • 素晴らしい巻でした。ただ...

    2.0
    ジーマ

    この巻も読者の心を揺さぶる素晴らしい作品でした。昨今のライトノベルでこれほどの熱量を持った作品は希少だと思います。ただ、本巻において著者ご自身が過去の自作を貶める発言をされたこと。もちろん本作が著者の作品で最も素晴らしい作品であることに異論はありません。著者ご自身の並々ならぬ努力と成長の結晶でしょう。しかし、著者の商業作品を発売当時から全て購入し、その全てに思い入れのある身としては非常に残念と言わざるをえません。また、それらの作品の完成に尽力、協力された関係者にとっても残念な発言ではないでしょうか。きっと著者は将棋以外を切り捨てて前へ進む棋士たちのように、私のような古い読者を切り捨てて更に前へと進まれるのでしょう。著者の情熱、プロ意識に疑いはありませんが、古い読者のわがままとして、今一度、ご自身のこれまでの歩みとその意味についてご一考いただければ幸いに思います。

  • 熱い人間のドラマであるが故に超人の描写が邪魔。雛鶴あいはトラックで轢いて異世界転生でもさせてしまうべきでは?

    3.0
    ヤボ夫

    相変わらずAmazonレビューの場で暴論ばかり吐かせて頂いている訳だが、今回も相変わらず暴論を吐く事にする。雛鶴あいは本作に置いて邪魔以外の何物でも無いのでトラックで轢くなりなんなりして放逐してしまうべきでは?……うん、本作ファンの皆さんから冷たい視線が送られてくるのが感じられる様で結構。けど、意見を変えるつもりは無いし、なんならJS研も基本的には不要なのでそろそろご退場頂いても良いかと思ってる。幼女キャラなんて天衣だけで十分というのが正直な所。さて、今回は6巻以降続いていた姉弟子・銀子の挑む三段リーグを描いたセカンドシリーズの完結編、前巻と前後編の関係にある「後編」となるわけだ。ただ、このセカンドシリーズは銀子にスポットライトを当てているとはいえより大きく見れば将棋というゲームに人生丸ごと振り回されている群像を描くシリーズだったと思っている。個人的には主人公の八一や雛鶴あいが異能を発揮していた5巻までのファーストシリーズより余程こちらの方が趣味に合っている。超人的な才能の持ち主が見せる無双ぶりを描く展開よりも限られた才能しか持たない凡人がそれでもなお己の夢にしがみ付き打ちのめされながらも必死で前に進む方が余程「人間」という物を見せて貰っているという気がする。それは清滝師匠が老骨に鞭を打ちながら奮戦する姿に大いに唸らされた7巻でも感じさせられた事でもあるし、亡き両親への誓いを胸に闘志を燃やしながらも銀子に敗れ去った天衣も見せてくれたし、何よりこのシリーズの実質的主人公である銀子の「将棋星人の星を目指す地球人」としての苦悩が何より示している。そしてこの三段リーグというまさに「生死を賭けた生き残りの場」においてはその殺し合いに挑む全ての奨励会三段メンバー全員が「人間という物」を余さず見せてくれる大変に見ごたえのあるシリーズになっていたと言える。その三段リーグの終盤を描いた本作は間違いなく昇格という「生死」を前に清濁併せた存在である「人間」がこれでもかとばかりに描かれていた。銀子や年齢制限ギリギリの鏡洲はもとより、人間コンピューターみたいな椚創多が陥っていたどうしようもない孤独、そして何より辛香である。このピエロの仮面を顔に張り付けたセカンドシーズン最大の「悪役」こそが誰よりも人間臭かった。後書きで白鳥士郎が大学院まで進んでなお弁護士になれず、三十路を迎えて職歴真っ白という絶望感に打ちのめされたと語っていたが、年齢制限で奨励会を退会させられプロの道を一度は断たれた辛香というキャラクターは作者が情念を思い切り注ぎ込んで産み出した存在だと言わざるを得ない。作中で三段リーグの同期であった生石を相手に退会後の自分の人生をピエロの仮面を張り付けたまま語り生石を絶句させる辛香の姿はこの巻最大の見所であった。その辛香をして「将棋に関わる仕事は二番目に辛かった」と言わせた「一番辛い仕事」の中で出会った僅かな希望と再会する場面、将棋を捨てた筈の辛香に再び駒を握らせた相手と相対する場面など最高に盛り上がる可能性を秘めていた……秘めていたのだけどここがちょっと不満。本来であればセカンドシリーズ開幕の6巻で退会駒という番外戦術を用いてメンタルがお豆腐な銀子を退けた対辛香のリベンジマッチ。この一戦こそがこの巻のクライマックスになり得た筈であるのに酷くあっさりと描かれておりどうにも物足りなさが残った。ピエロの仮面を被った極悪人……という仮面を剥ぎ取り、奨励会退会後辛香という人間がどんな人生を送って来たか、そしてその数奇な人生の果てに巡り合った奇跡を相手にどう振る舞ったかを描くのに僅か10頁というのは余りにも短い。この短さが最近のライトノベルファンの「悪役が大手を振って歩いている姿を見るのは耐えられない」という根性の無さから来る商業的要請からなのか、それとも自身の情念を注ぎ込んで創り上げた辛香というキャラクターに作者である白鳥士郎が向き合うのが辛くなってしまったからなのか、それは分からない。ただ、これだけは言える。セカンドシリーズ最大の見せ場となるべき銀子vs辛香という一戦はもっと徹底的に泥臭く「人間と人間のナマのぶつかり合い」が描かれてしかるべきだったし、それは徹底すればこのセカンドシリーズの集大成となり得たとも思う。人間というのは綺麗なばかりじゃないし、時には心の弱さからひどく醜い所も見せてしまうという部分を徹底して描いてきたからこそこのセカンドシリーズは大いに盛り上がったし、その象徴である辛香というキャラは鏡洲や椚創多以上に掘り下げられてしかるべき登場人物だったんじゃないだろうか?……で、そのもっと描かれるべきだった辛香の代わりに余計なページを使っているのが雛鶴あいとJS研である。前巻で八一と銀子が相思相愛の関係である事が示されたのだけど、そうなると八一相手に「師匠、師匠」と迫ってくる雛鶴あいは最早脈も無いのに無駄な好意だけを押し付けてくるお邪魔虫キャラにしかなり得ない。話を発展させる要素にすらならない、要はラブコメ的展開において無駄キャラなのである。銀子相手に敗れてなおライバル意識を滾らせ、八一への執念を隠そうともしない天衣の姿と比較すると余計にその印象は強くなる。それでは将棋指しとしての雛鶴あいはどうか?これがまた使い道がひどく限られてくる。確かに今回銀子の窮地を救うヒントに繋がる展開に関わってきたり、於鬼頭帝位を相手にギリギリの戦いを強いられながらも逆転の一手を見出した八一の守護天使みたいな描かれ方をされていたのだが……これがどうにも扱いに困った白鳥士郎があいの使い方として無理やりに捻り出したようにしか思えない。「封じ手」という前巻で用いたモチーフを活かす形で八一が見せた「ハチワンダイバー」並みの将棋盤への深い深いダイブに雛鶴あいを絡ませる必要があるとはとても思えない。雛鶴あいが異常と言って良い才能を持つ描写は繰り返し描かれてきたのだけど、それが行き過ぎてしまった結果下手に対局シーンを描く事が出来なくなってしまっているのではないだろうか?将棋に振り回され、自分の限られた才能に打ちのめされる「凡庸な将棋指し」たちを軸としてきたセカンドシーズンのリアリティのレベルを根こそぎ破壊してしまう様な対局シーンは描くわけにはいかないだろうし、そもそもこの巻で八一がリアリティをひっくり返しかねない才能を見せてしまった事で八一と雛鶴あいのキャラクターはどうしようもなく被ってしまうのである。故にどちらかには消えて貰う意外に無い。……冒頭で述べさせて頂いた「雛鶴あいはトラックに轢かせて異世界転生でもさせてしまうべき」という暴言の真意をつらつらと語らせて頂いたがこの一点を除けば本作は紛れもなく熱い血の通った、そして限りのある才能を死に物狂いで稼働させて凄惨極まりない生き残りに全てを賭けた四人の奨励会員の姿を描いた紛れもない傑作である。余り評判の宜しくない白鳥士郎のあとがきも辛香という悪役誕生の物語だと思えば作者の人間臭さ・泥臭さが伝わってきてそれほど悪くも無いと思わされる。わざと読者に対して憎まれ口を叩きつけた様な白鳥士郎だけど、その悪役ぶりを貫き前作まででは書けなかった世界を、どうしようもなく泥臭い人間の世界を徹底して描き続けて欲しい。そんな事を想わされたシリーズ第12巻であった。

すべての272つのレビューを表示

  • 海猫

    奨励会編クライマックスということで、12巻は文庫本そのものが厚めであるが、内容が濃厚で1ページとして退屈する瞬間がない。メインは空銀子の孤独な戦いを描く話。さらにサブストーリー的に他の奨励会員たちの熾烈な対局が散りばめられ熱気に圧倒される。それぞれに背負うものがあるだけにドラマチック。しかもこの作品特有の容赦の無さが、内容を特に面白くしていて、ひたすら読ませる。展開にきっちり決着の付く納得の仕上がりで、たいへん面白かった。ここから先どうなっていくのか?も示唆する終わり方なので次巻が待ち遠しい。大いに期待。 続きを読む

  • むっきゅー

    メッチャ面白かった。三段リーグ最終局面がもつれにもつれ、姉弟子、椚、鏡洲先輩など混戦状態になる。それぞれの視点で物語が描かれ、みんな勝ち上がって欲しいという気持ちにさせられる。だからこそ、誰かが必ず負ける事実が読者に叩きつけられる。これはキツイ。それでもやはり姉弟子の覚悟が凄い。これは涙なくしては読めないでしょう。平行して、八一のタイトル戦も進む。人間vsソフトという究極の戦いで見せた八一の圧倒的才能。でも、八一そして姉弟子の終盤を支えたのが、あいちゃんの読みの能力だったのが鳥肌たったわ。 続きを読む

  • トンちゃん

    八一と銀子はラブラブですね笑 見てて恥ずかしくなっちゃう笑 対象的に、あいちゃんパートは修羅場になるのかと思いきや、何かに気づいてるあいちゃんが上手くかわして…久々に1巻目のような雰囲気になってたのが嬉しかった笑 けと、ロリ度が今まで以上に強かったかな。天衣ちゃんの行動と言い、もはや逮捕されてもおかしくないのでは笑 後半は今までで1番辛く、切ない、けれども勝負師の世界では切っても切り離せない悲しい物語のようにうつりました。 やっぱみんな幸せにってのは難しいですね。。。 続きを読む

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