ラスボス、やめてみた～主人公に倒されたふりして自由に生きてみた～

発売日 2020年06月12日（金）

ラスボス、やめてみた～主人公に倒されたふりして自由に生きてみた～

著者名：坂木持丸(著者) タジマ粒子(イラスト)

￥1,200（税別）

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ISBN:: 978-4-8156-0634-3
サイズ:: B6判
ページ数:: 312
付録・付属:: -

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おすすめのポイント

ゲームオーバーの時間だ。

史上最強の元ラスボスが、冒険者となって理不尽に無双するチートフリーライフ！

「小説家になろうで連載わずか半年で6,000,000PV&90,000PT突破!!
（2020年4月26日時点）

「これで世界は救われた！」
ノア帝国を恐怖で支配していた魔帝メナスは、クーデターを起こした革命軍によって倒された……それは表向きの話。
どんな形であれ国を守ろうと努力しても、ラスボスは世界の敵。誰もが幸せになれる世界のハッピーエンドのため、革命軍に倒された“ふり”をしたメナス。ラスボスをやめ自由な時間を手に入れた彼は、配下であった七魔王、そして妖精国の姫を仲間に加え、最強のパーティーでこの世界を知る冒険（セカンドライフ）へと出ることに――!?
しかしそんな道中、それまで保たれていた世界の均衡と秩序がメナスの急死によって崩れてしまってたことを知り……。
――自由に生きるというのは、なかなか大変なようだ。
これは誰も語ることのない、どこにも記されることのないＲＰＧ史上最強の元ラスボスが世界の不条理を無に還すチートフリーライフ！

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。

アレクサンドラ・ロードナイト（通称：アレク）

魔帝メナスを倒すために立ち上がった革命軍のリーダー。帝国を恐怖から解放するためメナスを討ち取らんと万魔城（パンデモニウム）に進軍した。

メナス・ノア（通称：魔帝メナス）

この世界（RPG）のラスボスにして、その計り知れない魔力によって世界中から“魔帝メナス”と畏怖されている。だがその実、ラスボスの座に懲りておりセカンドライフを楽しむ旅に出ることを夢見ている。

ミコリス・ピンクハート

危険なクエストをソロでこなすベテラン冒険者……しかしその正体はピンクハート妖精国の姫。メナスの気まぐれによって、彼のパーティに加わる。

破壊王プリモ

魔帝メナスの直属の配下、七魔王第４席にしてスライムのメイド。普段は争いごとを好まぬ天真爛漫な性格の少女だが、どんな物でも理不尽に破壊してしまう力を持つ。

樹王ユフィール

植物を操る力を持ち、ノア帝国の森林地帯の防衛を任されている魔帝メナス直属配下、七魔王第５席。ラスボスの座を退いたメナスに現在でも心酔しており、その後もたびたび彼と行動を共にする。

　空一面に、じわ……と赤黒い模様が染み広がる。
　一瞬、それがなんなのかわからなかった。
　わかるはずも、なかった。

『……あり、えぬ』

　……天空魔法陣。
　空の模様の全てが、天空魔法陣だ。
　天空魔法陣はひとつ展開するだけでも、神話レベルの魔力や技術を要する。
　それが今、空をびっしりと埋め尽くしていた。
　まるで、世界が血を流しているかのように、空がどろりと赤く染まる。
「絶望を、許可する――」
　そして、その絶望の名が告げられる。

「――【アポカリプス・ノア】」