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クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話3

柚本悠斗:著者

行き場を無くした少女との、甘くあたたかな同居ラブストーリー
今度のイベントは学園祭!

 

二学期に入り、学校では学園祭の準備が始まった。
晃のクラスは泉の根回しで「和風金髪ギャル喫茶」という不思議な出し物に決定してしまう。
さらに転校までの思い出作りと称し、晃は葵と一緒に学園祭実行委員をやることになった。
接客の勉強やメニューの選定など準備に慌ただしく追われる中、葵の前に現れたのは、かつて行方をくらませた母親だった。
また一緒に暮らそうと告げる母親に、葵はもう一度向き合うことを決めるのだが、事態は思わぬ展開を見せていく――。
そして迎えた学園祭。晃は自らの想いに向き合い一つの答えを出すのだが――出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、急転直下の第三弾!

定価:704円(本体640円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2022年4月14日(木)
  • ISBN:978-4-8156-1441-6
  • サイズ:文庫
  • ページ数:288
  • 付録:-
  • 明護晃(あかもりあきら)

    主人公。高校一年生。家庭の事情で、転校までの間一人暮らしをしている。雨の日に近所の公園で葵を拾い、そのまま同居することに。本人には自覚がないが正義感が強く、困っている人を見過ごせない性格。

  • 五月女葵(そうとめあおい)

    高校一年生。晃のクラスメイト。金髪で不登校気味、どこか人を寄せ付けない雰囲気からクラスで浮いている少女。行く宛のなくなったところを晃に拾われ、そのまま同居する。不良ギャルのように見えるが――?

  • 浅宮泉(あさみやいずみ)

    高校一年生。晃のクラスメイト。いつも明るく元気いっぱいで、ムードメーカー的な存在。葵のことも気にかけており、学校に来た際はよく話しかけている。見た目に反して和風テイストなものが好き。

  • 「お風呂、ありがとう」

    風呂上がりの五月女さんに目を向けて、思わずドキッとしてしまった。

    少しだけ湿った長い髪に、温まったことでほのかに紅く染まった頬。

    なにより、女の子が男物の部屋着を着ているアンマッチなシチュエーションに男のロマンを感じざるを得ない。

  • なんて思った時には時すでに遅しなわけで。

    「晃君……」

    気配を感じた瞬間、名前を呼ばれて振り返る。

    そこには、顔を真っ赤にしている葵さんがいた。

    なんとも言葉にしがたい表情を浮かべて肩をぷるぷる震わせている。

  • 背後から聞こえた泉の声が頭を超えて森の中にこだまする。

    「あれれ? もしかして晃君、なにか別の格好を期待してた~?」

    「してねえよ!」

    してたに決まってんだろ。思春期男子の気持ちを弄びやがって!

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著者紹介

第七回GA文庫大賞《奨励賞》にてデビュー。著書に『姉と妹の下着事情。』、『家に帰るとカノジョが必ずナニかしています』、『きれいなお姉さんに養われたくない男の子なんているの?』など。

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