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前世魔術師団長だった私、「貴女を愛することはない」と言った夫が、かつての部下

三日月さんかく:著者 / しんいし智歩:イラスト

「アニメイト『耳で聴きたい物語』コンテスト2022 女性主人公編」大賞作品がGAノベル&コミックで商業出版!!

「私に『この戦が終わったら、貴女に伝えたいことがあります』って言ったじゃん。覚えてる? あれ、本当はなにを伝える気だったの? 私、死んじゃって聞けなかったけど」

稀代の女傑令嬢オーレリアは、救国の英雄であるギル伯爵と白い結婚をする。
結婚初夜、オーレリアはギルが前世で自分の部下だった事を告げると、
彼の態度が豹変し―――

「この戦いが終わったら、貴方に伝えたいことがあります」
リドギア王国魔術師団長だった私ことバーベナは、
少年ながら優秀な部下のギルにそう告げられる。
しかし、その戦いで私は自爆魔法を使い戦死したのだ……。

その後、リドギア王国内で転生した私は、貴族令嬢オーレリアとして暮らしていた。
そして戦争を終わらせて英雄となった、成人したギルとの縁談が持ち上がる――。
一度も会わないまま結婚したその夜、ギルは私にこう言った。
「僕にはずっと昔から心に決めた人がいます。僕たちは白い結婚でいましょう」
だから、私はバシッと答えてやった。
「婚姻関係は了解。ところで『貴方に伝えたいこと』って何だったの?
死んじゃって聞けなかったけど」

これは、天心爛漫な令嬢オーレリアと残念系イケメンのギルが紡ぐ、
楽しくも騒がしい新婚物語。

定価:1,430円(本体1,300円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年6月15日(木)
  • ISBN:978-4-8156-1860-5
  • サイズ:B6判
  • ページ数:312
  • 付録:-
「この戦いが終わったら絶対に絶対に、僕の話を聞いてください!」

私はギルの背伸びを微笑ましく思いつつ、目の前の戦場に頭を切り替えた。
結局その後ろ姿が、私がギルを見た最後だった。

「僕たちは白い結婚でいましょう」 「了解だけど、前世で私が死ぬ前に何が伝えたかったの?」

私がそのままギルを見上げていると、彼の表情はどんどん青ざめていった。
そして震える指でこちらを指差す。
おいギル、人を指差しちゃダメでしょ。

「オーレリアよ。ギル君と夫婦として上手くやれそうか?」 「私、ギルを愛しています。一生ギルを大切にします」

お父様は私の言葉に目を丸くしたが、ゆっくりと柔らかい微笑みを浮かべ、「そうか」と穏やかに、少しだけ寂しそうに頷いた。
そしてギルが眼鏡の奥でちょっとだけ泣いた。

  • オーレリア

    主人公、16才。侯爵家のご令嬢。
    爆破魔法が得意。天真爛漫な性格。

  • バーベナ

    リドギア王国の前代魔術師団長。
    爆破魔術の名人。25才で戦死する。

  • ギル

    32才。現魔術師団長。
    戦の功績で魔術伯爵となる。冷徹な性格。

  • ギル(少年期)

    バーベナに師事する16才の魔術師。
    生真面目で優等生タイプ。

  • オズウェル

    オーレリアの実父。
    歴戦の騎士。若い頃はかなりモテた。

  • ジョージ

    ギルに仕える執事。
    穏やかで理知的、心優しい性格。

  • ガイルズ国王

    リドギア王国の現国王。
    ちょいワル系のお茶目なおじさん。

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著者紹介

著者・三日月さんかく

小説家。「小説家になろう」を中心に執筆活動中。GAノベル『前世魔術師団長だった私、「貴女を愛することはない」と言った夫が、かつての部下』で商業デビュー。 【アニメイト『耳で聴きたい物語』コンテスト2022 女性主人公編大賞】を受賞。【第3回集英社WEB小説大賞】にて金賞受賞。【第3回一二三書房WEB小説大賞】にて金賞受賞。

イラスト・しんいし智歩

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