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透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

志馬なにがし:著者 / raemz:イラスト

第15回GA文庫大賞《大賞》受賞作
『このライトノベルがすごい!2024』(宝島社刊)総合新作部門第3位

「打上花火、してみたいんですよね」
花火にはまだ早い四月、東京の夜。
内気な大学生・空野かけるはひとりの女性に出会う。名前は冬月小春。周りから浮くほど美人で、よく笑い、自分と真逆で明るい人。話すと、そんな印象を持った。最初は。
ただ、彼女は目が見えなかった。
それでも毎日、大学へ通い、サークルにも興味を持ち、友達も作った。自分とは違い何も諦めていなかった。
ーー打上花火をする夢も。
目が見えないのに? そんな思い込みはもういらない。気付けば、いつも隣にいた君のため、走り出すーー
ーーこれは、GA文庫大賞史上、最も不自由で、最も自由な恋の物語。

定価:726円(本体660円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年8月10日(木)
  • ISBN:978-4-8156-2145-2
  • サイズ:文庫
  • ページ数:328
  • 付録:-
GA文庫大賞4年ぶり《大賞》受賞作! 『このライトノベルがすごい!2024』 総合新作部門第3位(文庫部門5位)
  • 冬月小春(ふゆつきこはる)

    「花火って、目で楽しむだけじゃないんですよ?」

    東京の大学に通う一年生で、月島在住。
    いつも明るく前向き。
    好きな飲み物は砂糖多めのミルクティー。
    目が見えない。

  • 空野かける(そらのかける)

    「昔から目立つ人とか好きじゃないんだよ」

    大学進学を機に上京。
    内気な性格で、他人と深くかかわろうとしない。
    事なかれ主義。キャンパスまで徒歩1分の学生寮に住む。

  • 早瀬優子(はやせゆうこ)

    「空野くんって同じ学科だよね?」

    冬月の友人。よく一緒に講義を受けている。
    大学デビューをきっかけに、学祭運営や学生ボランティアに関心を寄せる。

  • 鳴海潮(なるみうしお)

    「空野、一限ちゃうん? また夜更かししたんやろ」

    かけると同じ寮でルームメイト。
    見かけによらず、意外と家庭的(?)
    関西出身だが、もんじゃ焼きを作るのが上手。

舞台は東京・月島。 隅田川が海に変わる街で始まる物語。
読者から感動の声、続々!!

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