どんな手を使っても、あなたの隣を、誰かに譲る気はない。
バルゴアで平和な日々をおくるシンシアとテオドール。そんなふたりのもとに、王都から手紙が届く。 差出人は、テオドールの父である、ベイリー公爵。 ベイリー公爵は、シンシアとテオドールの婚約に反対している様子。 国王陛下に直接婚約を認めてもらうため、王都へと向かうふたり。 王都では、テオドールの弟・クルトと、元婚約者・アンジェリカも、テオドールに会いたがっていた。 ふたりは無事、正式に婚約者となれるのか――?
雷は怖くないけどテオドール様のそばにいたい 「私でよければ、雷が鳴りやむまでお側にいましょうか?」 「ぜひ、お願いします!」 あっ、つい欲望が口から出てしまいました。
雷が怖い? 「あの、テオドール様って、本当に雷が怖いんですか?」 「今日だけは、そういうことにしておいてください」
テオドールに会いたい 「……本当にテオドールが、私の心配をしていたの?」 「そうだよ。アンジェリカも、兄さんに会いたい?」 「会いたいわ」
久しぶりだね、兄さん 「シンシア様、お久しぶりです。今日もお美しいですね」 「!?」 「やぁ、兄さん」 「……クルト」
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著:来須みかん 投稿サイト「小説家になろう」や「アルファポリス」で活動中。著書に『あなたの愛が正しいわ』(レジーナブックス)、『やり直し転生令嬢はざまぁしたいのに溺愛される』(サーガフォレスト)などがある。
イラスト:羽公 ライトノベルのイラストなどで活躍中。『平凡な令嬢 エリス・ラースの日常』(ツギクルブックス)、『聖女になるので二度目の人生は勝手にさせてもらいます ~王太子は、前世で私を振った恋人でした~』(アリアンローズ)などを担当。
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