ご意見・ご感想
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ラシェル・マルセル
テオドールの記憶を取り戻すために奔走するが――
「なっ、どういう……。テオドール様、私……ラシェルです！ あの、私……」
「もし、ルイ様に会えたら……伝えてください。次は、私が私の大切なものを守ると」 -
テオドール・カミュ
記憶の一切を奪われ、アレク皇帝の騎士となり――
「あなたは、なぜ私をテオドールと呼ぶのですか」
「……記憶を取り戻すことが、果たして正解なのか」
「普通は、そうだろうな。だけど、俺は普通ではないようだから」 -
ルイ・デュトワ
自国から、婚約者と親友の安否を強く案じるが――
「それがテオドールから届いた最後の報せだ。……生きていることだけは分かるが、それ以外は何も」
「……一刻も早くラシェルを連れ帰らなければ」 -
アレク・トラティア
ラシェルと運命づけられた、強国トラティア帝国の皇帝
「本当にお前が、俺の運命の相手だというのか？」
「……俺が、この世界を壊すと決める前にお前に出会っていたら、もしかするとお前と二人でひっそりと過ごす未来を考えたかもしれない」
