救いのない怪異世界をRPGの世界と勘違いしてるやつ
――もし絶対に生きて帰れないホラー世界を、RPGだと勘違いする奴がいたら。
怪異は理不尽に人を殺す。そして誰も倒せない。
専門職である陰陽師ですら命を削り、ただ封印することしかできない。
――彼を除いて。
転生したこの世界をゲームだと思い込んでる少年だけは、
ある理由により怪異を〝普通に〟倒せてしまった。
「レベル上げ、楽しいな」
彼は世界を救う力をつけていっている自覚もなく。
今日も、人類最悪の怪異領域へ向かう。
そして怪異に勝てぬはずの世界は、人類は、
彼によってどんどん変えられていくのだった。
少年はいずれ、伝説と化す。











