2010.08.10

開発環境Xcode 3.2.3 for Mac OS X 10.6 and iPhone OS 4.0について

はじめてのiPhone3プログラミング

 新しい開発環境がリリースされました。このバージョンからiPhone OS 3.2以降のみが対象となります。そこで原著のソースコードを最新の開発環境で利用するさいに、訳者が体験したことをお知らせします。現著者のサポートページなどで、より新しくかつ正確な情報が公開されましたら、あらためてご報告します。

 原書のソースコードは以下の通りです。
 

Beginning_iPhone_3_Development_Exploring_the_iPhone_SDK-4476.zip
 

 上記プロジェクトは2009年10月12日付けです。
 解凍すれば、次のようなプロジェクトが用意されています。

 

1.JPGのサムネール画像 

 

 これらはiPhone OS 3.1.2までにしか対応していません。そのため、新しい開発環境でプロジェクトをビルドするには、一手間が必要となりました。

 たとえば、原著の「Hello World」プロジェクト開くと、左端のドロップダウンメニューにはBase SDK Missingと表示されます。

 

2.JPG 

 メニューを開くと、次のようになっているでしょう。

 

3.JPG 

 

 このままでは「ビルドと実行」ができません。理由はプロジェクトをiPhone OS 3.2用に設定されていないからです。そこでXcodeのプロジェクトメニューから「プロジェクト設定を編集」を選びます。

4.JPG 

 

 すると、次のように一覧表が現れます。

5.JPG

 文字通り「ベースSDK」のところに「iPhoneシミュレータ3.1.2(見つかりません)」となっています。もう解決方法がわかりました。

 ここのメニューを選んで適切なものを選べばよいと推測できます。メニューを選ぶと、次のようにiPhoneシミュレータとして3.2と4.0を選ぶことができるのがわかります。

6.JPGのサムネール画像 

 

 ここでは、3.2を選びましょう。そうすればプロジェクトはiPad Simulator 3.2でもiPhone Simulator 4.0でも「ビルドと実行」ができます(iPhone Simulator 3.2とかiPad Simulator 3.2とか、いろいろ紛らわしい名前が出てきます)。

 

7.JPG 

 

 iPhone Simulator 4.0で実行すると画面中央に
 

Hello World!
 

と表示され、終了ボタンを押すと、ご覧のようになります。

 

8.JPG

●アップルのドキュメント
 iOSに向けてドキュメントも改訂されています。 

https://developer.apple.com/jp/iphone/library/japanese.html 

 ご覧のように、日本語訳と英語訳の版の違い(作成日の対応)もわかるようになりました。