
-
発見が一度否定された「バナジウム」
この元素は、美麗な鉱物に含まれていたり、状態によって多彩な色を見せてくれたりします。1830年、北欧神話の美しい女神にちなみ、バナジウムと名づけられました。しかしその30年ほど前、最初に見つかったときには、新元素だと認められなかったのです。
-
虹色の結晶をつくる「ビスマス」
単体のビスマスは、奥の方から少しずつ飛び出してくるような形をしています。しかも、表面は赤、紫、緑、金色などに輝き、とてもカラフルです。この独特な形状と美しさが、たくさんの人を惹きつけます。ただこの色は、結晶そのものについているわけではありません。
-
あの宝石にも「アルミニウム」
アルミニウムは、地殻に含まれる元素の中で3番目に多い元素です。ただ、単体の金属アルミニウムとしては存在せず、鉱物の状態になっています。その一種が、酸化アルミニウムを主成分とするコランダムです。赤色のものをルビー、それ以外をサファイヤと呼びますが……。
-
火山を飾る「硫黄」の色
エチオピアにあるダロル火山には、この世のものとは思えない風景が広がっています。この火山の地下に硫黄や鉄が多く分布するため、このような黄色や茶色になるといいます。硫黄火山は日本にもたくさんありますが、あの香りの正体は? もっと身近にある硫黄とは?
-
数々の名所にも半導体にも「ケイ素」
ケイ素は、地球の岩石にたくさん含まれています。二酸化ケイ素の結晶である水晶はとても有名ですし、ケイ素を含む岩がつくりだす絶景には枚挙にいとまがありません。一方でケイ素(シリコン)は、半導体素子をはじめ、現代社会になくてはならないものです。
-
どれもこれも「酸素」のおかげ
美しいオーロラは、酸素や窒素があってこそ、見ることができるものです。私たちが今、地球上で暮らしていけるのも、酸素があるおかげです。しかし、誕生したばかりの地球には酸素がありませんでした。状況が変わったのは、今から27億年ほど前のことです。
-
手元でも空のかなたでも「リチウム」
スマートフォン、ノートパソコン、ワイヤレスイヤホンなど、いまや多くの小型電子機器に、リチウムイオン電池が搭載されています。リチウムイオン電池は、国際宇宙ステーションのバッテリー、船外活動用の装備や道具にも使われます。その活躍の秘密は?(写真提供:NASA)
-
「鉄」がなければ浮世絵どころか……
鉄も、人類が古くから活用している元素の1つ。葛飾北斎による《富嶽三十六景 神奈川沖浪裏》などの鮮やかな青、いわゆる北斎ブルーには、鉄を含んだ顔料が用いられました。また鉄は、地球の中心部分に位置する核に多く含まれています。その地磁気の恩恵とは?
-
人類の運命を左右する「ウラン」
ウランが発見されてしばらくした頃、欧米ではごく微量のウラン化合物を使ったガラスの器や花瓶が流行し、人々はその美しさを愛でていました。しかし発見から150年近くたってから、莫大なエネルギーを生む元素であることが明らかになり、状況が一変したのです。









