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365日のめざましスープ

有賀 薫:著者

早起きが習慣になる“朝スープ生活”をはじめよう。

朝、早く起きたいけれどなかなかベッドから出られなくて…という方は多いはず。
そんなときにおすすめしたいのが、早起きが自然に習慣化する”朝スープ生活”です。

簡単に作れて、起きたばかりでも喉を通りやすい。旬の野菜がたっぷりとれる。
グラノーラやスムージーに比べてバリエーションも豊富で単調にならない。

このように朝のスープは機能面でもいいことづくめ。
と同時に、スープを作って食べる生活を通して野菜の旬から季節を感じたり、家族との小さな会話が生まれたり、キッチンの作業がシンプルになったりと、”朝時間の豊かさ”が自然に生まれ、早起きが続く動機になっていきます。

著者の場合、2週間で家族が朝スムーズに起きられるようになり、3か月で体が軽くなり、1年で野菜の旬を覚えることができました。
そして1500日以上、毎朝スープをいただく暮らしを続けています。

そんな中で生まれた、おしゃれでありながら自分も家族も安心して食べられるスープのレシピとともに、朝のひとときを楽しむヒントをめいいっぱいお伝えします。
平日は簡単に、休日は本格的に。そんな生活をはじめてみませんか?

定価:1,430円(本体1,300円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2016年3月19日(土)
  • ISBN:978-4-7973-8704-9
  • サイズ:A5/フルカラー
  • ページ数:144
  • 付録:-

朝、なかなか起きてこない家族、中でも寝坊が多い息子のために作りはじめたスープが365日毎朝続いて、4年とちょっと。これまでにわが家の食卓に登場したスープは、およそ1500にもおよぶ数になりました。「どうしてそんなに次々とスープを思い付くの?」と驚かれます。この本にはそんな問いに答えるような、アイデアのかけらをたくさんちりばめてあります。毎朝を切り取ったような、小さな風景が心に焼き付いています。葉付き新にんじんの、みずみずしい緑とオレンジ色、家族が集まって食べたポタージュの大きな鍋、田舎でもらった泥付きたけのこ、ハーブにとまったてんとう虫。

レンズ豆とごぼう

水に浸しておかなくても使えるレンズ豆は、朝のスープにぴったり。相性のよいごぼうを合わせて、豆ライフをはじめましょう。

わが家の味噌汁

ほっとする味だけれど、毎日かわりばえがしないなあと感じることがあります。今朝はいつも作る味噌汁で、小さな冒険を。だしや味噌はふだんと同じで、すりごまを加えた味噌汁には深いコクが、胡椒をふった味噌汁には力強さが加わります。ささやかなひと手間で大きな変化が起こせる、ということだけでも発見です。

まな板いらずでおしゃれなすり流し

すり流し、という和の料理法があります。すり鉢で魚介や野菜をすって、だしでのばした上品な椀物。要するに、道具とだしが和風になったポタージュなのですが、これをもっともっと簡単にできないだろうか、と思って試したのが、おろし金を使う方法です。シンプルな酒粕入りの味噌汁の中に、じゃがいもをおろし金で直接すり入れて、さっと加熱すれば出来上がり。

焦がし野菜の香りがおいしい記憶を刺激する

焼き野菜のスープを口にするたび、なぜか記憶をさかのぼり、たき火のある風景が浮かびます。煮たり蒸したり炒めたりするところからスタートするスープが多い中、たまには「焼く」というところからはじめるスープも、野趣にあふれて、新鮮ではないでしょうか。しっかり野菜に焦げ目をつけると、他の方法で野菜を使うときよりも濃いおいしさを感じます。

童話に出てくるスープのお話

『3びきのくま』という、ロシアの童話を知っていますか?森に迷い込んだ女の子がくまの家に忍び込み、テーブルに用意されていたスープを食べてしまうというシーンがあります。童話の世界のスープは想像でしか味わうことはできません。その空腹を満たす温かいスープが、おいしそうなのです。が、くまのスープは、こんな感じだったのではないかな、と思いつつ作ってみました。

チリコンカン

朝から夜へとバトンを渡すように、スープを作ってもいいのです。たとえば朝に、たまねぎ、牛肉、トマトで簡単なビーフトマトスープを作りおきして、夜はこれに、豆やじゃがいもなど、ボリュームを出す具材を加えて、しっかりしたチリコンカンに。

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著者紹介

有賀 薫(ありがかおる)
1964年生まれ、ライター、画家、スープ作家。家族を朝起こすためにスープを作り始める。起きるようになった後も朝のスープ作りは続き、現在1500日以上に。その写真などを披露する展示会のほか、2014年よりスープの実験イベント「スープ・ラボ」を主宰。第一回cakesクリエイターコンテスト入選するほか、複数の媒体でレシピを提供中。

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