


1 思いきってやってみる

失敗をおそれずに。失敗は成功のもと。「それなりにおいしいね」と思えればいいぐらいの気持ちでトライすべし、です。
2 〝目指すところ〟をイメージする

シャキッとした歯ごたえにしたいのか。ほっこりとさせたいのか。ジューシーさが欲しいのか。色を鮮やかに仕上げたいのか。自分が「こうしたい」と目指すイメージを持つことが大事です。自分自身が「こういうのが食べたい」と思うものを作ろうとすることです。
3 味つけ以前に、食感にこだわる

料理=味つけ、と思っている人が多いようですが、その前が肝心。たとえば、ほうれん 草のおひたし。味つけがどんなによくても、ゆですぎのほうれん草ではおいしくないですね。
白身魚の煮つけにしても、薄めの味つけの煮汁でふっくらと魚に火を通すことが第一。 いい具合に火の通った魚を鍋から取り出してから、煮汁が薄かったら煮詰めたり、調味料を足して頃合いの煮汁にし、それを魚にからめればいいわけです。まずは食感、それから味つけです。
4 味見をする

自分の舌で味を決めてください。そのために味見は必ずしましょう。たとえば野菜をゆでたとき。その野菜じたいがどんな味なのか、塩ゆでによってどの程度塩分がついているのかを知るために、ちょっと食べてみる。食べてみてから、どんな味つけにしようかと私は考えます。どの料理も途中で何度か味見をして、自分がおいしいと思う味に仕上げればよいのです。