人づきあいに口下手も人見知りも、関係ない

一見、人づきあいが得意そうな人でさえ、人が苦手だったり、怖かったりするがゆえに身につけたものかもしれません。日常的な状況や他人から受けた心理的な負荷によって、体には知らない間に緊張が積み重なっています。つまり「動き」で、自分自身の振る舞いやコミュニケーションを把握し、解決に導きます。
苦手な人に出会ったときにどうするか

苦手な人に会ったときの体の感覚を感じてみると、自身の反応や考えを省みることができます。何を思い、考え、感じながらその反応をするのか。すると緊張した結果の衝突や摩擦を生むような言動ではなく、相手にとっても受け入れやすい素直な言動が見つかります。
座り方が悪いから

話を聞くことに集中できないという悩みは、考え方や性格などととらえず、ラクな姿勢をとれば、改善できます。図①は筋肉の硬直、血流の滞りが出ることで、人の話を聞くことが持続できず、眠くなります。図②のようにラクな姿勢がとれていれば、首や肩を緊張させて無理をして顔を上げずとも、まっすぐ前を向くことができます。
「スワイショウ」

「スワイショウ」とは気功法の1つで、立って両腕を振るけです。動きながら体の感覚に意識を向けられると、いつもは気づいていなかった緊張に自然と気づけます。すると力が抜けてラクになります。
緊張がとれないときのストレッチ

緊張しているけれど、力が抜けないときに行うとラクになるストレッチです。足首をつかんだら、つかんだままひざを伸ばします。ふくらはぎや太ももの裏が少し痛いくらいまで伸ばします。首の力は抜いて、頭を重力に任せて垂らします。
体の向きや位置を調整する

相手の斜め前に正面を向かずに立つと、さらにみぞおちの違和感、体の緊張は緩和されます。自分の体の向き、相手との距離によって、相手の様子も変わります。自分が近づき過ぎれば、相手は過度に緊張し遠ざかれば、緊張はゆるむでしょう。