SBクリエイティブ

Unity2018入門

荒川巧也、浅野祐一:著者

最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

定価:2,750円(本体2,500円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年8月22日(水)
  • ISBN:978-4-7973-9766-6
  • サイズ:B5変
  • ページ数:352
  • 付録:-
「はじめに」より

この度は『Unity2018入門』を数あるUnity書籍のなかから手に取っていただきありがとうございます。Unityはゲームをはじめとしたデジタルコンテンツを作る際に、まず最初に検討されるようなツールになりました。そのため、Unityに関する情報はネット上にはたくさんありますが、Unityは機能が膨大すぎるゆえに、どこから学べばよいかという非常に難しい問題もあります。この『Unity2018入門』は初めてUnityを学びたい人を対象に書かれた書籍になります。筆者の私たちは学生向けにUnityのセミナーなどの経験も多数あり、それら経験を基に書かせていただきました。

UnityはUnity2018 になり、今まで以上にリアルな映像表現などができるようになりました。そのためゲーム制作だけなく映像コンテンツで利用させるケースが出てきています。この書籍で扱っている内容は、どんなゲームや映像作品を作るためでも、Unityを使うために知っておきたい基本的な知識を網羅しており、この書籍を読み終わった後、自分の作りたかったコンテンツに合わせてUnityの情報を調べてもらうとより理解しやすい状態でコンテンツ作りができるものと確信しております。

Unityは無料でダウンロードして使うことができるツールです。ぜひこの書籍をきっかけに新しいコンテンツが生まれて、読者の皆様のアイディア(=世の中を面白くするきっかけ)を生み出す手助けになれば大変うれしく思います。

Unity をはじめる準備

この章では実際にUnityを使ってゲーム作りを始める前に、Unityを取り巻く環境や、なぜUnityが支持されているのかを見ていきましょう。実際にUnityに触れる前に概要を知っていれば、より興味深くUnityを勉強することができるでしょう。

また、最新のUnityをインストールして、実際にゲームを作る準備をしていきましょう。

Unity の画面と使い方

Chapter2では、Unityを起動すると表示されるエディターの画面構成や使い方について解説します。実際にゲームを作っていく前に、Unityエディターの各部分の名称と役割について学んでいきましょう。

Unityエディターは、それぞれ役割ごとに分割された「ウィンドウ」や「ビュー」と呼ばれる領域で構成されています。Chapter2-02からはUnityの基本的な操作方法について解説していきます。

Unity を使ってみよう!

Chapter3ではUnityの基本操作を体験しながら、シンプルな「玉転がしゲーム」を作ります。

Unityは画面を見ながらオブジェクトを配置していろいろな機能を設定するだけで、シンプルなゲームであれば簡単に作ることができます。「ゲームを作る」と言うと難しそうなイメージがありますが、Unityではプログラムを書かなくてもとても簡単にゲームの基礎部分を作れてしまいます。最初の一歩としてUnityの世界を体験するところから始めてみましょう。

Chapter3では、主に以下の内容を学んでいきます。

オブジェクトを配置して位置を設定する

カメラを調整して見た目を変えてみる

オブジェクトに物理的な動きを追加する

オブジェクトの色を変える

ゲームを動かしてみる

2Dゲームを作ってみよう!

Chapter3では3Dゲームを作りながらUnityの操作の基本を学んでいきました。Chapter4では、Unityの2Dゲーム制作機能について紹介しながら実際に2Dゲームを作っていきましょう。ここで作るのは、画面上から転がってくるヒヨコ玉を大砲の弾で撃ち落とすゲームです。

Chapter4では、主に以下の内容を学でいきます。

スプライトの取り込み方

スプライトの切り分け方

スクリプトの作り方

スクリプトでプレイヤーを動かす方法

砲弾を発射する方法

プレハブを使ったオブジェクトの自動生成

ゲームのUIを作ってみよう!

Chapter5ではゲームのUI(ユーザーインターフェイス)の作り方を学習しましょう。UnityのUIシステムを利用して、テキストやボタンを作ります。また、スタートボタンを用意して、タイトル画面からゲームのメイン画面に移動するサンプルを作っていきます。

Chapter5では、主に以下の内容を学んでいきます。

UI システムの使い方

UI オブジェクトの位置設定

さまざまなUIオブジェクト

画像データの配置

ボタンの配置

シーン遷移の方法

ボタンクリックで関数を実行する方法

3Dゲームを作ってみよう!

Chapter6 では、3Dの「障害物走ゲーム」を作ります。Unityのアセットストアには、ゲームを作る際の参考になるサンプルや役立つ素材が沢山配布されています。これらを使って、ステージやキャラクターを調整しながら自分だけのゲームを作っていきましょう。ライトやカメラを活用した演出や、タイムトライアルやハイスコアなど、いろいろなゲームに使える基本的なテ

クニックも盛り込んでいきます。

Chapter6では、主に以下の内容を学んでいきます。

アセットストアの使い方

キャラクターの動かし方

テクスチャの貼り付け方

ライトを使った演出

タイムやハイスコアの表示

ゴールやリスタートの処理

サウンドの鳴らし方

スマートフォン向けに改良しよう!

Chapter7では前章で作成した3Dゲームをスマートフォン向けに改良していきます。Unityでは簡単にiPhoneやAndroid向けのゲームを作ることができます。作成したゲームをスマートフォンで動かせるようにして、実機でテストを行いましょう。

Chapter7では、主に以下の内容を学んでいきます。

スマートフォン用プロジェクトの作り方

スマートフォンの操作への対応方法

実行時の負荷の減らし方

iPhoneでの実行方法

Android での実行方法

Tips

操作のコツや小技、テクニックなどは「Tips」で紹介。本編とは別に「Tips」を読むだけでもスキルアップに役立ちます。

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