
おすすめのポイント

「はじめに」より
この度は『Unity2018入門』を数あるUnity書籍のなかから手に取っていただきありがとうございます。Unityはゲームをはじめとしたデジタルコンテンツを作る際に、まず最初に検討されるようなツールになりました。そのため、Unityに関する情報はネット上にはたくさんありますが、Unityは機能が膨大すぎるゆえに、どこから学べばよいかという非常に難しい問題もあります。この『Unity2018入門』は初めてUnityを学びたい人を対象に書かれた書籍になります。筆者の私たちは学生向けにUnityのセミナーなどの経験も多数あり、それら経験を基に書かせていただきました。
UnityはUnity2018 になり、今まで以上にリアルな映像表現などができるようになりました。そのためゲーム制作だけなく映像コンテンツで利用させるケースが出てきています。この書籍で扱っている内容は、どんなゲームや映像作品を作るためでも、Unityを使うために知っておきたい基本的な知識を網羅しており、この書籍を読み終わった後、自分の作りたかったコンテンツに合わせてUnityの情報を調べてもらうとより理解しやすい状態でコンテンツ作りができるものと確信しております。
Unityは無料でダウンロードして使うことができるツールです。ぜひこの書籍をきっかけに新しいコンテンツが生まれて、読者の皆様のアイディア(=世の中を面白くするきっかけ)を生み出す手助けになれば大変うれしく思います。

Unity をはじめる準備
この章では実際にUnityを使ってゲーム作りを始める前に、Unityを取り巻く環境や、なぜUnityが支持されているのかを見ていきましょう。実際にUnityに触れる前に概要を知っていれば、より興味深くUnityを勉強することができるでしょう。
また、最新のUnityをインストールして、実際にゲームを作る準備をしていきましょう。

Unity の画面と使い方
Chapter2では、Unityを起動すると表示されるエディターの画面構成や使い方について解説します。実際にゲームを作っていく前に、Unityエディターの各部分の名称と役割について学んでいきましょう。
Unityエディターは、それぞれ役割ごとに分割された「ウィンドウ」や「ビュー」と呼ばれる領域で構成されています。Chapter2-02からはUnityの基本的な操作方法について解説していきます。

Unity を使ってみよう!
Chapter3ではUnityの基本操作を体験しながら、シンプルな「玉転がしゲーム」を作ります。
Unityは画面を見ながらオブジェクトを配置していろいろな機能を設定するだけで、シンプルなゲームであれば簡単に作ることができます。「ゲームを作る」と言うと難しそうなイメージがありますが、Unityではプログラムを書かなくてもとても簡単にゲームの基礎部分を作れてしまいます。最初の一歩としてUnityの世界を体験するところから始めてみましょう。
Chapter3では、主に以下の内容を学んでいきます。
オブジェクトを配置して位置を設定する
カメラを調整して見た目を変えてみる
オブジェクトに物理的な動きを追加する
オブジェクトの色を変える
ゲームを動かしてみる

2Dゲームを作ってみよう!
Chapter3では3Dゲームを作りながらUnityの操作の基本を学んでいきました。Chapter4では、Unityの2Dゲーム制作機能について紹介しながら実際に2Dゲームを作っていきましょう。ここで作るのは、画面上から転がってくるヒヨコ玉を大砲の弾で撃ち落とすゲームです。
Chapter4では、主に以下の内容を学でいきます。
スプライトの取り込み方
スプライトの切り分け方
スクリプトの作り方
スクリプトでプレイヤーを動かす方法
砲弾を発射する方法
プレハブを使ったオブジェクトの自動生成

ゲームのUIを作ってみよう!
Chapter5ではゲームのUI(ユーザーインターフェイス)の作り方を学習しましょう。UnityのUIシステムを利用して、テキストやボタンを作ります。また、スタートボタンを用意して、タイトル画面からゲームのメイン画面に移動するサンプルを作っていきます。
Chapter5では、主に以下の内容を学んでいきます。
UI システムの使い方
UI オブジェクトの位置設定
さまざまなUIオブジェクト
画像データの配置
ボタンの配置
シーン遷移の方法
ボタンクリックで関数を実行する方法

3Dゲームを作ってみよう!
Chapter6 では、3Dの「障害物走ゲーム」を作ります。Unityのアセットストアには、ゲームを作る際の参考になるサンプルや役立つ素材が沢山配布されています。これらを使って、ステージやキャラクターを調整しながら自分だけのゲームを作っていきましょう。ライトやカメラを活用した演出や、タイムトライアルやハイスコアなど、いろいろなゲームに使える基本的なテ
クニックも盛り込んでいきます。
Chapter6では、主に以下の内容を学んでいきます。
アセットストアの使い方
キャラクターの動かし方
テクスチャの貼り付け方
ライトを使った演出
タイムやハイスコアの表示
ゴールやリスタートの処理
サウンドの鳴らし方

スマートフォン向けに改良しよう!
Chapter7では前章で作成した3Dゲームをスマートフォン向けに改良していきます。Unityでは簡単にiPhoneやAndroid向けのゲームを作ることができます。作成したゲームをスマートフォンで動かせるようにして、実機でテストを行いましょう。
Chapter7では、主に以下の内容を学んでいきます。
スマートフォン用プロジェクトの作り方
スマートフォンの操作への対応方法
実行時の負荷の減らし方
iPhoneでの実行方法
Android での実行方法

Tips
操作のコツや小技、テクニックなどは「Tips」で紹介。本編とは別に「Tips」を読むだけでもスキルアップに役立ちます。
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Unityの基本を学びたい方にお勧め
5.0.IDオブジェクトやコンポーネントなど一つも意味が分からないほどのゲーム制作(Unity)超初心者だった私が一番初めに読んだ本です。最初の踏み出しから丁寧に解説されており、少なくともこの本と同じことをやれば超基本的なこと…オブジェクトの設置の仕方、こまめなフォルダーの整理の癖、コンポーネントの追加と削除、プレハブの意味や簡単なキャラクターの操作などを理解できるはずです。イメージとしてこの本は最初の階段を上るためのスロープ部分な内容です。この本をお勧めするのは、Unityで基本的な操作を学びたい人。特にゲーム制作必須とも呼ぶべき基本的所作が記載されています。私もこの本を見るまではフォルダを整理する必要性やプレハブ、基本的なビュー画面など全然わかりませんでした。逆にUnityをある程度知っていて、建物やキャラクターを操作する方法などを知っている方はもうとっくに知っている情報となりほとんどが復習内容となるでしょう。スクリプト関連については必要最低限のスクリプトの"構造"は学べます。スクリプト目当てでこの本を買うのはお勧めしません。いずれにせよ、私はこの本のおかげでUnityを踏み出すことができたのでこの本と出会えて良かったです。
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5.0ケヤッキーマン
私の苦労して、身に着けた基礎的な事が惜しみもなく次々と書いてあります!ただ、上級者には役に立たないだろう。基礎的な事が、分からない方、おすすめです!
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タイトル通り簡単なゲームは作れます
3.0さぶプログラミングもUnityも超初心者です。タイトルに偽りは全くないのですが、もう少しC♯についての説明が欲しいと強く思いました。この1冊ではスクリプトが意味不明な記号と文字の列のまま終わります。2Dゲームの挙動がおかしかったのですが、原因はわかりませんでした。自分がどこかで操作を誤っているのだとは思いますが。本当にUnityの操作に慣れたいだけの人向けです。この一冊だけで作れるゲームは相当限定されると思います。まさに表紙通りの内容なので期待しすぎることなく、初めての1冊といったものです。説明はわかりやすいですが、星3つなのは値段を考えると不満もあるからです。
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ted020
子供にゲームを作ってと言われて買った本。手順がとてもわかりやすい一方、網羅性もありサンプルを一通りつくると自信が持てる。素人ですがこの本をベースに3週間ほどで作ったスーパーマリオ+イース風の2dゲームは子供にも好評でした。なお、作成にあたっては2dのノウハウを得るべくもう一冊unity本を購入してます。 続きを読む▼
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