
おすすめのポイント
手抜きだけど、ほめられる
みんなが喜ぶごはんの秘密
『暮らしのおへそ』編集ディレクターを務める一田憲子(いちだのりこ)さんは、料理上手でも知られています。一田さんのうちで出されるおいしい品々は、「どうやって作ったの?」と、思わず作り方を聞きたくなるものばかり。
それでも、ご本人は「毎日ご飯を作るのは面倒くさい」と言うのです。
そこで! 本書では、そんな一田さんが、おいしく食べるためのごはんの秘密を余すところなく公開します。
取材で全国を飛び回り、慌ただしい日々を送る一田さん。仕事を終えて家に戻ってから、ささっとごはんを作って食べる暮らし。忙しい中でも、家でごはんを作って食べる理由は明快です。
それは、「そのほうがおいしいから!」。
毎日ごはん作りを続けるためには工夫が必要です。作業を合理的に組み立てることも大事です。面倒くささを少しでもエンジンに変える魔法も使わなくてはいけないかもしれません。そして台所に立ったら、あれこれ迷っている暇はありません。
ただ、食べたときに「ウマい!」と声が出るような最高の一品にしたい。その思いはいつもあります。
そんな一田さん流料理の知恵と工夫が結集した一冊。
時短でおいしい81品の作り方も収録。
参考にしたいアイデアがいっぱいです。

おいしく食べるためのご飯の秘密、大公開!
私が、面倒でも「家でごはんが食べたい」と思うのは、そのほうが断然おいしい、と思っているから。さっと炒めただけのキャベツも、フライパンで焼いただけの鶏肉も、パン粉をつけてカリッと揚げた椎茸も、パクリと食べると「う~ん、おいし~!」とニンマリします。それでも、やっぱり夕方になると「面倒だなぁ~」と毎日思います。だからこそ、自分を励ますテクも必要。レシピを単純化した「1行レシピメモ」を冷蔵庫の横に貼っておいたり、絶対に失敗しない合わせ調味料を考案したり。キッチンでのストレスをなくす工夫が、めげそうになる気持ちを乗り越えて、ごはんを作り続けるエンジンをかけてくれます。どんなに簡単でも、どんなにラクに作れても、おいしくなければ意味がない、と思っています。「おいしい時間」が次にごはんを作る力を生み、仕事でのやりがいとは、まったく別の場所にある「幸せ」を思い出させてくれる─。

火にかけて15 分、火を止めて15分。
ポイントは、火を止めて余熱で肉に熱を通すこと。鍋におまかせすることで、鶏肉がふっくらジューシーに仕上がります。 蒸し終わったスープで作るチキンライスも 蒸し鶏を作るのは、このご飯を炊くためと言っても過言ではないぐらい、おいしい。きゅうりのせん切りと一緒に大皿に盛れば、これひと皿で大満足。おもてなしランチにもよく作ります。

酸っぱいおかずでバランスをとる
春雨をゆでている間に、きゅうりやハム、ちくわなどを切って、甘酢にどんどん放り込むだけ。もやしはゆでるとカサが減るので1袋丸ごと使います。こんなにたくさん食べられる?と思いながら作りますが、毎回ペロリと平らげるほど、大好きなおかずです。

考えるのが面倒なら、じゃがいも料理
これはおいしい!というじゃがいも料理を決めておくと、買い物に行けない日や、作るものに迷った日に助かります。ゆでてポテトサラダに、つぶしてマッシュポテトに。手の加え方によって違うおかずになるので、毎日じゃがいも料理が続いたってへっちゃらです。

ほめられおかずを作る
間に余裕がある日に、いつもより30 分ほど多めの時間で作るのは、夫や来客に評判がいい、わが家流のごちそうです。料理は、見栄を張って作るものではなく、誰かに喜んでもらうもの。だからみんなが「おいしい!」と声を揃える定番を何度も作ります。

デザートは一週間分を作りおく
なくてもいいけれど、あったらうれしい。そんなスイーツを手作りするなら、なるべく長持ちさせたいもの。そこで、まとめて作りおけるもの、保存がしやすいものを考えました。食後のデザートタイムは、一日頑張って働いたごほうびになります。季節ごとのコンポートを作ります。イチジクなら一度に8個と大量に作り、毎日飽きずにいただきます。

道具のはなし
いい道具とは、自分の料理のスキルに合っていればそれでいい。下手なら下手なりの、身の丈の道具を選べばいい。老舗の有名店の逸品でも100 円ショップのグッズでも、日々のごはん作りの手助けをしてくれる。それが使いやすい、いい道具だと思います。
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