嫌われたいの
~好色王の妃を全力で回避します~
孤独な王妃なんて、まっぴらごめん!
殿下と私の幸せな未来のために、嫌われるしかないわ!
10人の側妃を持つ好色王にすら顧みられず、不名誉な誹りを受ける惨めな王妃。
そんな未来が待っているとはつゆ知らず、ルイーゼは今日も健気に縦ロールをキメる。大好きな王太子の婚約者になるために。
ある日、転んだ拍子に前世の記憶を取り戻したルイーゼは、ここが乙女ゲームの世界で、このままだと不幸な王妃か、婚約破棄のち国外追放の未来が待っていることを理解する。
「それならいっそ婚約者に選ばれなければいいんじゃない?」
そしてルイーゼ(改)は、嫌われる努力を始める。
学園に転入してきたヒロインにぜひ頑張ってもらいましょう!