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邪神官に、ちょろい天使が堕とされる日々

千羽十訊:著者 / えいひ:イラスト

かつて神々の覇権戦争があった。
その戦いで破れ、神格奴隷となった天使、チェルシー。
その主となったのはヤルダバオト教団の不良神官ギィだった。
ギィは本来は隷従させるべき神格奴隷、チェルシーを綺麗に着飾らせ、一緒に食事を楽しみ、寝床を供にし、旅をする。
「――構え! 慰めろ、そして、甘やかせ、主さま!」

そんななか、教団の《英雄》アウグストの仕事を手伝うことになったギィとチェルシー。
その討伐対象のイフリートたちの潜むラグナロク古戦場には神の陰謀と、裏切りが待っていた――。
不良神官と彼に甘やかされる天使が紡ぐファンタジー開幕!

定価:693円(本体630円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2020年6月12日(金)
  • ISBN:978-4-8156-0641-1
  • サイズ:文庫
  • ページ数:280
  • 付録:-
  • ギィ・サイラス

    「はン、愚か野郎が。数で勝てるんなら、天使がうじゃうじゃいる唯一神のところは、ヤルダバオトに負けてねェんだよ」

    ヤルダバオド教団の巡回神官《祈師(きし)》。
    だが、信仰心のない不良神官。チェルシーいわく「チンピラ神官」。
    本来、天使を隷属させる祈師の立場だが、天使のチェルシーを甘やかしており、実質、相棒として旅を続けている。

  • チェルシー・ザラ

    「主さまが一緒に寝てほしいって顔をするから、一緒に寝てあげてるだけなんだからね」

    かつての戦争で神ヤルダバオドに敗北した天使のひとり。
    今は神格奴隷として、ギィとともに旅をしている。
    ギィには険のあることを言いながらも、いつも一緒にいる。

  • 「あーっもう!ムカつくムカつくムカつくっ!」 「はいはい、どうどう」

  • 「まったくギィは、ゴッドキラーだねえ……」 「格好悪ィ上にわけわかんねェ……」

  • 「剣刃展開――斬刑の一処を執り行う」

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