突然の異世界クラス召喚でも
交渉術と薬師技術で異世界を渡り歩く、普通（じゃない）スローライフ（しない）異世界ファンタジー、第二弾！
コミカライズ企画進行中！
異世界に巻き込まれて召喚された神城大輔。
営業時代に培った交渉力により、ローレン侯爵家の後ろ盾を得て、准男爵の地位を手に入れることに成功。
侍女としてエレンを向かい入れ、さらにエレンの妹であるヘレナも行儀見習いとして受け入れることになる。
薬剤師として薬の作成に精を出す神城だが、ヘレナの周りには怪しい影が付きまとっていた――。
普通（じゃない）スローライフ（しない）異世界ファンタジー、第二弾！
「……まずは鳥と豚の足からコラーゲン成分を〝摘出〟。丸ごと１羽の鳥と大きめの豚の足からはだいたい20グラム程度のコラーゲンが採れた、か」
「それで、これはどのように使うのですか？ 塗るのですか？ １回の分量は？ この量は何日分なのですか？ そもそもこれだけの秘薬をお鍋に入れるなんて、何を考えているのです？」
「おかえりなさいませ……旦那様」
「おかえりなさい。ラインハルト」
「久しいなぁ、ラインハルトよ」
「母上、只今戻りました……え？ 姉上？」
「神城準男爵様ってどんな人なの？」
「あぁ、それ？」
「いや、お姉ちゃんは何度聞いてもはぐらかすだけで教えてくれないし、さすがにお会いする前に少しくらい知っておきたいんだけど？」
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